人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

SAKURA千年紀

迷信です

何を隠そう、ショートヘアというのはスポーツに向かない。私がそのことにうっすらと気づき始めたのはごく最近のことだ。首のうしろに溜まった毛を束ねることができないのだから邪魔に感じるのは当然だ。この理論でいくと夏に髪を切るのは涼しくていいとか、さっぱりとか、すべて迷信ということになる。すべて迷信です。

小学生の頃、厳しい少年団に所属していた私は、髪が伸びてくるとよくコーチからショートにしてこいと叱られた。けれど子供のうちはみんなロングヘアが好きだろう。かわいく結んだり垂らしていたりするほうが女の子らしくて(死語なのかな)カワイイだろう。少女漫画のヒロインはみんな髪の毛が長いから憧れたりするだろう。コーチの言うショートとは佐藤栞里ちゃんみたいなオシャレなタイプのものではない。私はコレ一筋でやってきましたと内外に知らしめるためのスポーツ刈りのことである。なぜコーチがスポーツ刈りを推奨するのかというと、

「強いチームはみんなこれだから」

らしい。いや、コーチそれは迷信です。
ダサいし怖いし付き合いきれない。よって、私はチームの中でただひとり抵抗し続けていた。切るときは自分のタイミングだと決めて譲らなかった。嫌味なコーチは仲間がスポーツ刈りにしてくるとわざとらしく頭を撫で、両手で頬を包んで褒めちぎる。

「あ~!かわいい!ね、かわいいね!さとみもそう思うよね!」
思わない。
これにも絶対に返事をしないと決めていたので、たぶん可愛くない子供だったと思う。こっちだっていま思い出しても嫌悪感が半端ないので死ぬまで憎悪する出来事リストに入ってる。

そうした苦々しい子供時代を経て、さんざん長髪をやり尽くした私はいつの間かショート好きに転向していた。いまの私の姿を見たらコーチはどう思うだろうか。長い時間をかけてショートのほうが似合うというのもわかってきたうえで降参したというか、あきらめがついただけの話なのだが。
話は戻って、ショートは好きだけどスポーツには実は向かない。首や顔周りに髪の毛が降りかかって何度耳に引っかけても落ちてくる。いっそ丸坊主になりたいという衝動に駆られることが何度もある。堪え性のない私はすぐに髪の端っこを結んでしまい、せっかく丸みのあったショートが先細りのよくわからん伸び方に変化し、少ない髪で一応のロン毛をキメる後期高齢バンドボーカルみたいになってしまうんだ。

今度こそ回避したい。
ということで、スポーツ用のヘアバンドを買いました。男女共用と書いてあるのに出てくる写真がみんな天城燐音くんの私服時みたいな使い方しかしていなくて不安が募る。女子はちゃんと使っているのか?こういうときに頼りになるのがレビューだ。
というのは、迷信です。

これほど人を迷宮に陥れるものはなかろう。ゴムが緩くて使い物にならないという人がいたかと思えば一方でゴムの締め付けが厳しくて頭が痛いという人もいる。

同じ商品を使っているとは思えない。そうなると判断材料は金額になってくるのだが、それも似たり寄ったりで、なんでもいいから早く快適なバレー時間を過ごしたいと考えている身としては頭を抱えてイライラが止まらない。
結局、最初に目についたものにしたけど、頭も痛くならなければ緩いということもない。最高に丁度いいヘアバンドが三つセットで届きました。

そして今日、姉の部屋に届いたロフトベッドの組み立てを少し手伝ったのだが、工程も道具の使い方もちんぷんかんぷんなうえに、どう考えても男手なければ大変だろうと思われる作業もあるのにレビューには「女二人で一時間半で組み立てられました☆」と書いてあったそうな。

それを信じて買った人間が、同じようにならないのはなぜなんだ。単に実力だけの問題とも思えない。
レビューは買う気もないものを眺めているのが一番面白い。



# by kumatalow | 2022-06-30 01:10 | 日常

時間を浪費し続ける鴨

このブログでもたびたび「無駄な時間を作らない」とか「常に動き続ける自分でいたい」とか、とにかく時間の浪費にかけて人一倍恐れをなしている私が、最近ナンプレにハマってしまってまずい。

これは酷い時間泥棒。正解に辿り着けたときのカタルシスが忘れられなくて気がつけば何時間でもやってしまう。お陰で寝不足だしますます手や体を動かす趣味から遠ざかっている。

生産性のない趣味は趣味にあらず、という謎のこだわりがどうやら私の中にはあるらしくて、特に意識はしていないが振り返ってみるとそうっぽい。

テレビを見ること、ゲームをすること、映画を見ること、本を読むことは私の中では趣味ではなくなにもしないをしている、ただ時間を潰す行為であり、上記のことを色々やっても一日もったいなかったなあと感じてしまう。その考え方そのものがもったいないのかもしれないが性分である。しかしてそのような性分を踏まえて、ナンプレで時間奪われてるって相当マイルール違反でしょ。

基本的に私は数字が大嫌いだ。計算ができるとかできないとかよりも数字が並んでると面倒くさい。目合わせたくない絡みたくない。でもナンプレって人に優しいじゃない。受け入れ態勢はできてて、攻略できるギリギリを上手く塩梅取ってくれるというか。モテる人はこっちに魅力があると錯覚させてくれるあの幻と同じよ。モテ男なんですよナンプレは。

まあそんなわけでずっとやってて、文字通り時間の浪費。別に頭がよくなるわけでもなんでもない。調べたら認知症の予防にはなるらしいですが。
ちなみに私は地頭が悪いので解くのがとっても遅い。〇分以内にやれとか言ってくるけど無視する。それよりもヒントは使わず絶対に自力でやりたいの。アプリだと入力した数字が間違ってるとペペッと赤くなって「違うよ」って教えてくれる。んーそういうのいらない。それ自体がヒントになってるっしょ。そうじゃなくて間違えててもほっといて欲しいし一回目から成功したい。

できるわけないでしょそんなこと。

無論そんなやり方してたら上級で蹴躓くわけで。行き詰まった私はついに「ナンプレ 解き方」で検索してみた。アレなんですね、ナンプレっていきなり正解書く前に、マスの中に小さく予備の数字を書くのが基本だったんですね!? アプリでときどきできるこの小さい数字機能なんだ?と思って全部消していました。上手く説明できないしいまさら私からの説明など誰も求めていないだろうから割愛するが、この小さい数字使ったらあらあら不思議。簡単にできた。そーいうカラクリなんですね。あとはするすると操られるように解けていきます。

でも私はギリギリまで小さい数字機能を使いません。死ぬ間際まで自力でやりたいと考えています。

こんなやり方してるから余計時間食うんだわな。中毒性高すぎてほんとに困ってる。

# by kumatalow | 2021-12-08 15:11 | 日常

単推し

2、3日前にたまたま、暖をとる目的でコメダに入った。外でご飯食べてしばらくそこで過ごす予定だったんだけど、なんか寒かった。いまいち寒かった。じゃあ家に帰ればって話なんだろうけどもう少し外でお喋りしたいときってあるじゃないか。コメダは見るからに暖かいでしょう。山小屋風の作りに、赤い絨毯の腰かけ、たっぷりサイズのカフェオレにグラタンやビーフシチュー。店内はさぞほっこりほかほかで、客の笑顔も暖かなものに満ちていると、錯覚してもおかしかないでしょう。

そしたらたまたま鬼滅の刃とコラボキャンペーンでジェリコを頼むとコースターがランダムで貰えるというのをやっていた。実を言うと鬼滅そこまで知ってるわけでも好きなわけでもないんだけど、コラボが目の前にぶら下がってるとやっちゃうタイプなんですよ。身内に鬼滅のオタクがいるからコースターゲットしても無駄にならないと思って。

私が頼んだのは「炭治郎」です。抹茶の中に沈むコーヒーゼリーを彼の羽織に見せかけているわけですね。上手い!そして美味い!
単推し_e0098054_22303633.jpg

いやー、感動した。抹茶好きだし、私がなにより感心したのは、抹茶なのに小豆がいないってことなんですよ。抹茶って絶対あんこか小豆かなんかとセットで出てくるでしょ。あれはなんなの?もうこの際だからハッキリ言わせてもらう。邪魔。ウザい。いらない。必要ない。意味がわからない。抹茶って名前で出てくるのマジでやめろ。お前の名前言ってみな!

抹茶が好きなの。小豆が好きとは一言も言ってないの。なのにいっつもべちゃーっとくっついて無駄に胃もたれさせる。苦味に対して甘味で緩和してるつもりか?いいんだよそういうときは大体上に生クリーム乗ってるんだからお前がいると余計に腹が膨れるんだよ。和っぽさ出したいのかなんか知らんが誰もかれもなんの疑いもなく出してくるので、仕方なく「抹茶~♪」って言いながらさーっとスプーンで小豆が抹茶とクリームにまざらないように先に片づけて、美味しい~ってやる。これと同じで黒蜜もいらないです。ひとりじゃ甘すぎて生きていけないからって抹茶に頼らないで。

そう、私は究極の抹茶単一推しなんです。抹茶だけが好き。ALKALOIDも天城一彩だけが好きですしCrazy:Bも天城燐音だけが好きなんです。

なので、たまーにこうして小豆のいない抹茶に出会えると嬉しいな🥰


単推しの話がしたかったから割愛するけどコメダは冷えた山小屋で店員の態度は最悪でした。コースターは善逸でした。



# by kumatalow | 2021-12-06 22:31 | 日常

無知は最大の不便

最近とある事情でLINEのトーク画面とノート画面を交互に見ながら色々考えたり作業したりする機会があるんだけど、これがまあまあ使いにくい。ていうか私のやり方が下手?

すぐ指が違うところに触れてバーッと画面が戻っちゃったり、一個前に見た画面で自分がなにを記憶したんだったか、行きつ戻りつしてる間に忘れてしまう。お前の脳がおかしいんじゃないのという根本的な問題は長期化するんでとりあえずその場しのぎの方法として、まず見る端末と書く端末を分けたい。そして見る端末は「大きい画面」が望ましい。

小説のレビューするときも浮かんだ感想を頭に入れてとっとくってことが絶対できないから、電子メモパッドとセットで、パソコンやタブレット、文字が視界に近い端末で登場人物の名前や行動をメモしながら書いてる。

でもLINEではな~と思ってたら、できるんですね。
複数端末と連携っちゅう方法が…………あったんですね…………。長いこと生きてきて初めて知った。

まず、iPadにLINEをインストールします。
次に、スマホと連携を選びます。
スマホのほうでアカウント連携を選んでiPad側のLINEに表示されたパスコードを入力します。

できたやーーーーーーーん!!

なんだこれ簡単過ぎる。じゃあ、今年の6月くらいから私が四苦八苦してトークとノート行き来してコメント失敗とかしてたのは?(知らんわ)
すごい脱力。もっと早く知りたかった。あーどんどん便利になっていく人生。目眩する。

大きな画面でめちゃくちゃ見やすい。そもそもLINEに連絡手段以外のなにも求めてなかったから、ここまで駆使する日が来るとは思わなかったんですよね。

今からでも遅くはないと言い聞かせる他あるまい。

最近いろいろやること多くてタスク管理苦手だから大変だけど、環境できるだけ便利にして頑張ろうまい。
# by kumatalow | 2021-12-05 23:34 | 日常

誕生日2021

今年も無事に誕生日が終わりました。親父が緊急入院して不在で、その為の必要書類のことや準備でバタバタしていた家族が合間を縫って尽くしてくれたから例年通り最高の一日だった。数年会えてない友だちやネット上の友だち知人からもお祝いしてもらえて、今まで友だちなんて少ないし好かれてもいない空気だと思ってたけど、自分も満更捨てたもんじゃないと改めさせられる。自己肯定感をちょっとだけ高めてくれる日。それが誕生日。だからいくつになっても誕生日は全力で祝い、祝われるべきなんだよ。生きる上で必要な人生行事だと確信するね。


ところで、年が明けるときと誕生日って、自分がこれからどんな人間になっていきたいかリセットするチャンスだと勝手に信じているんだけど、なかなか実行には移せない。一日楽しいことばっかりしてるから忘れるし。それでも一応考えてはみる。


いままではずーっと見なくていい上を見ていた気がする。いまよりマシな暮らしがしたいとか、いまよりマシな性格になりたいとか、いまより活発になって自己PRしてとか。目標を立てるからにはレベルアップすべきという固定観念による発想だったわけね。


でもそれは所謂分不相応ってやつで、自己評価に対して常に実力が見合っていないんだから、それより上の目標立てたってどんどん現実との差が開いていくばかりだと気付いた。上ばかり向いてたら首も疲れるし、そんなに飾り立てるほど自分が素晴らしい人間じゃないっていい加減わかってる。


そんなことを考える誕生日の早朝、HYDEさんのとても良い記事を読んだ。(記事は時期が過ぎると削除される可能性があります)


https://news.yahoo.co.jp/articles/bb33c3867a4137547fb2ed659232ef7e9cf6a9a9?page=1


人を好きになりたい。過度な期待はしない。


これなんだよな~、腑に落ちた。ずっと期待しまくりの人生だった。私は引っ込み思案だからなにもしないけど私のことを見てる人たちは私の良さをわかってくれるし拡散してくれるって絶対思ってた。マジクソ。


彼のような柔軟性と素直さが自分にもあれば。
先へ先へ上へ上へももちろん立派だけど、自分の視野は狭いからとりあえず目の前の楽しいことや好きな人に目を向けて味わうということが必要で大事だと思った。


なので、ハードルを下げてやっていく。凡人でもポンコツでも全然いいんで、元気に過ごす。小説も下手になっていいし絵も描けない、つぶやきはつまらないし仕事ではミスをする。


自分は何者にもなれない。とりあえず手始めはそれでよしとする。


しかも私まーた厄祓い行かなきゃならんのですって!💦なんで?何回行けばいいの?もはや厄ないほうが珍しいんじゃない!?ヤク中じゃん!


こりゃーもうなんもすんなってことですよ。言われなくてもしませんよ。



# by kumatalow | 2021-11-27 02:33 | 日常