2009年 10月 20日
カイジ~人生逆転ゲーム~
藤原竜也の二十面相がお楽しみ頂ける映画です。
竜也が飲む!
竜也が泣く!
竜也が怒る!
竜也が笑う!
竜也カッコイイー!
ちなみに松山ケンイチも出ておりましたので、私はもう何も思い残す事はございません。
ちゃんとお話も面白かったですぞ。
↓ネタバレあるよ~↓
何か千と千尋の大人版みたいな話でした。
グズで、甘ったれで泣き虫で、頭の悪い三十手前の男が、生きる力と持ち前の運を呼び覚ましてましたから。
・友人の借金の肩代わりする羽目に
・一獲千金!?のクルーズに参加し、同情心で負けて地下帝国の強制労働へ
・鉄骨渡りで娑婆復帰を決意(人生変えるんだ!)
・皆を扇動し、調子良かったが結局松山ケンイチと藤原竜也だけがゴール
・1000万貰える筈が、ちょこまかと色んな利子を引かれて75万
・組織ナンバー2の利根川とカード勝負!
負ければ借金と地下地獄、勝てば娑婆と大金持ち!
大まかな流れです。短く感じるでしょ?
…と、調子良く記事を書いてたら、原作のカイジ頭がいいんですってね!
前言撤回します…あまりそう見えなかったもんだから(^-^;)
で、で、で。
もう地下帝国辺りから、ドキドキが止まらねえ。
どうなるんだよ、どうなるんだよ…の連続で、最後に勝つまでずっとそんな調子でした。
何故って、他人事じゃないからだろうなあ。
くま太郎もこれと言って夢も無い、適度な稼ぎさえあれば、「いつかやってやるんだ」的なその日暮し人間なので、利根川の厳しい言葉や、カイジ達の置かれてる状況がビシビシ堪える訳で。
自分ならどうなる?どうする?の連続で、ちっともゆっくり出来ませんでした。
あんな高い鉄骨の上で、歩く事も恐ろしいのに、声を出したり向きを変えたりするカイジ達は十分スーパーマンだ!
「俺は今生きてるぞ!」という松山ケンイチの言葉に励まされていたのに、突風による呆気無さが強烈過ぎて、直後にウダウダと始まったEカードの説明が、耳の中をスッカスッカと抜けて行く…。
藤原竜也は、本当に良かったよ。
ラスト30分は香川照之との顔芸大会です。
会長があからさまにカイジに肩入れ気味なのも笑えた。
よくある「こやつ…面白い!」っていうアレなんですがね。
たった一回負けたくらいで利根川をあんなボコにしなくてもいいんじゃね?(笑)
取り合えず、DVD買いだな!
by kumatalow
| 2009-10-20 23:08
| 映画