こんなに面白かった百人一首
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マジでおススメです。



私が平安時代に傾倒し始めたのは小学六年くらいからですが、和歌はずっと今日まで敬遠しておりました。



だって意味わからないよね。


意味がわからないから面白くないよね。



源氏物語にも歌は何度か登場しますが全て読み飛ばしていました(!)



何度も言いますが意味がわからないのです。
百人一首のトップを飾る、和歌に興味が無い人でも薄らぼんやりは覚えているであろう一首。




秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露に濡れつつ




まず【あらみ】ってなによ。
今で言うと【濡れつつ】って言葉の途中ですやん。濡れつつ何なのよって話ですよね。



これがどうやら専門家に言わせるとですね。




秋の田のかたわらにある仮小屋は、草を粗く編んで葦いた簡素なものなので、そこで番をする私の袖は夜露に濡れ続けているよ。




ーーーと、なるらしいです。


わかるかいな。


中学の時の百人一首のテストは、もう自分で暗号のような物を作って、茶化しながら有り得ない覚え方をして100点を取りました。
そしてテストが終わったと同時に全て忘れました。




成績欲しさの薄っぺらい100点でした。


歌人のその時の心境や、当時の習わし、常識、考え方。現代の中学生には申し訳ないですが一個も伝わってないです。



わかりたいとは思っていたんですよ。ええ…本当に…。


そこでコイツを買ってきたんです。でもまさかこんなに面白いなんて!



歌のエピソードに加え、その作者の人柄エピソードなども簡単に、わかりやすく書かれているのが良いです。


間にちょっと萌え系のイラストも入ってたりしてね。そこは人気取りと言うか。時勢に便乗したって言うか…まあ、許してあげるよ。



しかしながら肝心の歌の理解となりますと、とっても難しいです。

横に訳が書いてあるんですが、まず自分で読みきってやろうとわざと隠してみても、さっぱりです。


何となくニュアンスはわかるけど…一個読み違うと意味が変わってくるし。



歌は五、七、五、七、七で大体纏めなければならないので、文面通りに訳すと、凄い片言になるのです。
だからインスピレーションが大事。




しかも歌人は駄洒落が大好き。
一つの言葉に二つの意味を持たせる掛詞がフルに活用されている為、読めても、その歌のもっと深い奥まで届くのは至難の技!



思うんだが…これは私には無理なんじゃないか…(笑)



日本語って失われつつあるんだなあ…なんてさ。
ちなみに【花】という一文字も時代によって認識が違います。



飛鳥時代の国花は【梅】です。平安時代は【桜】です。



だから飛鳥時代の人が読む花は梅の事で、平安時代の人が読んだ歌に花があったらそれは桜の事です。



た、多分ね。



そんなこんなと悪戦苦闘しておりますが、一応読み終わりました。
意味はまだサッパリって感じですが、我がバイブルになる事間違いありません。



突然ですが。



ながらへば またこのごろや しのばれむ うしと見し世ぞ 今は恋しき



第84首、藤原清輔朝臣(ふじわらのきよすけあそん)


が読んだ歌。これがめっちゃ好きです。

父親に嫌われまくって若くして苦労人だったみたいで。


もし生きながらえたら、つらいと思える今のことも懐かしく思い出すことだろう。つらいと思った昔が、今では恋しく思えるのだから。



と申してます。
若干26歳前後にして(まあ昔の人は50で長生きなので、二十代なんてアラフォー扱い)悟りを開いたような、それでいて拗ねてなくてポジティブなところとか、いいですよね。







いつか私も読めるでしょうか。



駄洒落好きの人は向いてると思われます!
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by kumatalow | 2011-01-11 01:35 | 日常 | Comments(0)

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