2011年 07月 16日
水に棲む花
私は闇のパープルアイを皮切りに、この方の描く漫画が大好きでよく集めたもんだ。
小学校の頃からだから、年数的にはもうファンって言ってもいいんじゃない?
「水に棲む花」は「天は赤い河のほとり」という長期連載を終えた篠原さんが、一旦中東の世界観から離れて従来の日本を舞台とした不思議な能力に足を引っ張られる学生の設定。を、蘇らせる為に描いたような作品。
楽しくなかったでしょうね。
調べて調べて長年楽しく描き続けたトルコやヒッタイトの歴史に比べ、現代の日本のなんとつまらない事か。
そのテンションガタ落ちっぷりが一巻から伝わってきて、私は続きが買えませんでした(読者も面白くなかった)。
そしたらいつの間にか5巻という短い連載で終わってた。
譲ちゃんがイケメン過ぎて禿げるという意外に特にプラスになる感想が言えなくて残念。
悪玉の出水、ライバルの立夏、敵はたったのこれだけ。
しかも巻を増すごとに主人公六花の影は薄くなり、譲ちゃん主体として物語が進むのです。
超・和風で私好みの筈なんですが…とにかく雑だし上の空だし、この人和風は下手やなと。
ラストもご都合な設定が譲ちゃんの口からポツポツと出始め、女どもは譲ちゃんの恩恵により生かされ、出水がゴミのような扱いで、最後はハッピーエンド!
なんじゃああああああ…。
もう描かしたって!この人にヒッタイトの話をもっと描かしたって!!
頼むそれしか道は無い(涙)
──と、思うほど雑把でした。
霧の森ホテルもどうなったのよ?最終回したの?
ところで漫画喫茶のキャラクターがクソスーツ時代の虎徹に見える。