ケンタとジュンとカヨちゃんの国
一家はバイオで盛り上がる中、私は一人部屋で暗いDVDを見ました。


はい、とても暗くて、つまらなくて、長い物語。


「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」


ラノベか!
まあ私も小説でそんなタイトルつけたけどね、個人的にこの○○と○○と…っていうタイトルは好きじゃないな。





施設で兄弟のように育ったケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)。ケンタには職場で障害事件を起こして網走で服役中の兄・カズ(宮崎将)がいる。
カズが事件を起こした相手・先輩の裕也(新井浩文)にいじめられながら、ジュンと二人毎日黙々とハツリの仕事に勤しむ日々。

ある日ついに耐えかねたケンタは決意する。「全部をぶっ壊してここを抜け出そう」


ジュンが街でナンパしたブスでバカでワキガの”愛されたい女”カヨちゃんと共に三人は逃げ出した。行くアテも知識もないまま、とりあえずカズのいる網走を目指して。



これはもうお察しの通り、荒波にもがく若造を描きたいんだろうねえ。これでもかという程最悪な状況を作って四方八方固めて、さあどうするかみたいな。まさに据え膳。
客はケンタ達が抗うのはわかってるから、どうやって気持ちよくぶっ壊してくれるのか、そこにどんなドラマがあるのかただ待っていればよい。

こんなに考えなくていい映画はないよ!


非常識でも一種爽快感さえあって良い筈のロードムービーが、こんなに大人しくてじめついてて良いのだろうか。


伝わってくるのは悲壮感と甘えばかり。口ではいろんなことを言いながら、結局だらだらと旅をしているだけで、ケンタ達からは覇気が全く感じられない。やっと手に入れた自由を満喫している様子もない。


その前に彼らは早くも明日の生活がどうなるとか、どこにも行くところがないとか、そんな心配ばかりしている。

口ではなんとでもなると言う。でも表情がいつも薄暗くて絶望してる。



そして、ケンタくんが可哀想なだけの演出。

カズ←ケンタ←ジュン←カヨちゃんっていうベクトルなのはわかるんよ。
ケンタは兄貴が頼りでとにかく兄貴に会えばなんとかなると思って行動するし、ジュンはケンタがいないとなんにも一人で行動できないし、カヨちゃんはジュンに愛されたいからどこでもついてくし。


という設定はあるものの、用意されるのはひたすらケンタくんの悩みとか、痛みとか。



ジュンがなにを考えているのか全くわからない。ケンタくんが劇中しつこく「俺とお前は違う」って言うけど本当にそうなんだよ。


で、最後兄貴と会った後、失意のケンタくんがとった行動が……それですか?

壊すって、そういうことなの?
なんか、お前たちにハングリー精神はないの?甘ったれんじゃないよ…って思っちゃった。


つまるところこの映画の言いたいのは、


「どうあがいても、絶望」



ということでした。若者を主軸にしておきながら未来閉ざしやがって何事だよ。


それも全てを出しきった上での絶望ならわかるけれども、まだまだこれから、なにも抗ってない段階で終了されちゃあ。


まあ、リアルなんかな?


リアルとも言いきれないのは銃で撃たれたケンタくんが元気に朝方まで生きてたり、ケンタくんにぼこぼこにされた人達が朝方にはいなくなってたり、裕也死んだと思うんだけど指名手配の気配がなかったり。





そんな張り合いのない暗い若者の映画でしたが、私はもう新井浩文さん、松田翔太さん、多部未華子ちゃんの椅子トリオが見られただけで超~満足!

多部ちゃん本当に可愛い!
演技も好き!



あと、カズ役の人がなんか宮崎あおいに似てるなあ。見れば見るほど似てるじゃないかとずーっと思ってたら……



実兄かよ!


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by kumatalow | 2013-01-27 20:30 | DVD | Comments(0)

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