2013年 04月 14日
男三成関ヶ原の陣/巣立つお前に
関ヶ原にわざわざ「関ヶ原双六」を買いに行った親父。奴は歴史探索に出掛けると必ずと言っていいほど土産物を買ってきてくれるのだ。
関ヶ原新聞に包まれた痰の毒ゼリーと、小さな石田ののぼり(双六で大活躍)と、なんと此度はCDつき。
さくらゆきに比べるとなんとまあ渋い。
というわけで早速聞いてみたらクソ演歌だった。
いや悪い意味ではなくて気持ちいいほど演歌だった。王道だった。
ジャジャジャーン!で盛大に始まり、朗々とした声にこぶしをきかせて得体の知れないおばちゃんが歌い上げる関ヶ原。
しかも歌詞は三成とか、家康とか、背を押す大谷に宇喜多、島、など固有名詞出しまくりの比喩皆無ドストレートな関ヶ原。
例えば私よりもう少しばかり生まれが早く、演歌の世代で関ヶ原好きの人が聞いたらおそらく滂沱の涙を流したことだろう。
私は出だしで一人クスッと笑ってしまい、聞いていてもかつて祖母が働いていたスーパー銭湯のイメージしか出てこず、ちょっぴり懐かしい気持ちで幕を閉じた。
そういえば関ヶ原の威力強すぎてカップリングは全く頭に入ってなくて覚えていないが、巣立つお前にとは一体誰のことを歌っていたんだ?
むむ、これはもう一度聞かねばなるまい。
by kumatalow
| 2013-04-14 17:47
| 音楽