2014年 03月 03日
AZ
人類に最も近くて従順で、痒いところに手が届く…要するに人間様にとって一番都合のいい存在を作る為に開発された感情プログラム搭載アンドロイドAZと、研究員たちの話です。
どんどん自我が生まれて可愛くなっていくAZと、どんどん愛着がわいていくアキトくんとの絆が主軸。
和気あいあいとした楽しそうなシーンと、残酷なリセットのシーンが交互に訪れてなんだかやるせない。
これは他人事ではないような気もするぞ。近い将来起こりうる問題かもしれない。
そうなったとき、ロボットはロボットとして割りきるか、人間として接していくのか、人間の身勝手が試されているようだ。
とはいえこの物語に登場するドクターツカサ(漢字わからない)とか、AZの完成に厳しい面々も、自分なりの正義感があってのことなので、そんなに悪い人ばかりではなくてね。
難しいな~と部外者は悩みながら腕組みをする始末。
ドクターヒロの足を引きずる哀れっぽい後ろ姿とか切ない。「あなたがしっかりしなさい」にジーンとさせられる。自分の研究を守れなかった悔しさも言外に潜んでいるんだろうか。
生み出した以上は守ること。その信念はアキトもツカサもヒロも一貫しているね。
壊れたり失敗したらリセットしたらいいや、なんて。成果への虐待なんだ。いらないアプリをせっせとアンインストールしながらそんなことを思った(矛盾)
ところで生徒さん同士とはいえ、みなさんの演技力には舌を巻いた。
AZのロボットの声なんて、よく出せるもんだ。
私は演技のことはよくわからんので直感でイイと思ったら上手いと判断することにしている。
狭い、大したセットもなく、ほぼ人間が立っているだけの状態でお話に身が入るというのは、やっぱりみなさんがなりきっているからだと思うのだが、どうだろう。
作品に対する愛着は大事だ。
とりとめなさすぎ
by kumatalow
| 2014-03-03 12:21
| DVD