大須商店街日帰りぶらり旅
さる7月13日、サトミッチは敬愛する御姉様と、御姉様の御友人と大須商店街に行った。
楽しい楽しい日曜日の出来事を語る前に、サトミッチが10年勤めた会社をついに辞めたことを述べておく。


全てを失った感触に初日は心に隙間ができたような気がしないでもなく、おもむろに早起きをしたり、部屋の掃除をしたり、なんとか堕落の道に堕ちるまいと抗っていたが、冷静に考えると今はまだ年休消化中。寝坊しようがヒルナンデスを見ながら尻をかこうが働いている状態であることに変わりはないと気付いた瞬間に、サトミッチは眼前に広がる無職透明の道を威風堂々と歩こうと決めた。


そんなわけで、退職から三日後にはすっかり能天気に変化し、諸手を挙げて名古屋大須商店街へ繰り出したのである。


大須商店街といえば、大須観音は商店街の門ともいうべき存在である。


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ここを通り、まっすぐ歩いていくと、いきなりからあげのいい匂いが誘いをかけてくる。
サトミッチの大須商店街での目的は美味しいからあげを食すことだ。それ食ったら帰れと罵倒を浴びせられても粛々と受け入れられるほど愛している。からあげはサトミッチの愛に応え、沢山の脂肪をいつもプレゼントしてくれる。

二人の関係は概ね良好だ。



からあげの誘いに後ろ髪引かれながら更にまっすぐ進むと、いくらもしないうちに左手にアリスの雑貨店が現れる。
ひどくこぢんまりとした外観で、ちょっとよく見ないと過ごしてしまいそうだが、早くも順番待ちの列ができあがっていた。
しかしかえって列に並んでおいて良かったかもしれない。壁に穴があるので、覗くとチシャ猫と目が合う。並ばなければ気づかないだろう。


内装の様子は文章に書き起こす自信も撮影許可もないので省く。ただ「素敵な世界観だった」ということだけを述べておく。

中は既にアリスの世界に魅せられた沢山のお嬢さん方が、どうにかして不思議の国に行ったという証を1つでも持ち帰ってやろうと、並べられた雑貨に鷹のような目を光らせていた。
アクセサリー、お菓子、マイバッグ日用品。なんでもあった。
常日頃から和を愛するサトミッチは、この混雑を自分は遠慮し、洋風雑貨が好きな姉と御友人に率先して前へ出てもらおうと清い心を持って臨んだ。ここは自分の出る幕ではないと、でしゃばるまいと勝手に決めていた。
それなのに早い段階から一目惚れしたカチューシャを握りしめ、いつの間にか鷹の目になって商品棚の前を陣取っていた。サトミッチの善意のようなものはいつもこうして破滅する。
値段も「不思議の国のアリス」という絶対的ブランド名があるにしては良心的範囲だったと思われる。願わくばもう一度足を運んでみたいと思う。



美味いパスタ屋で腹ごしらえもして、我々三人は上機嫌でほくほくと商店街を歩いた。
我々の地元のシャッター商店街と比べると、大須は商店街の四天王(他3名は知らぬ)であった。とにかく無節操に安いだけの店から、ユニークな店、高級な人を選ぶ店。老若男女全てが楽しめるマーケットが展開されていた。


一通り歩き回り、最初に目をつけたからあげ屋さんでからあげを買って、大須観音を眺めながら座って食べた。
みんなで食べるからあげは格別であった。




ふと、さっきまで我々が座っていた場所を振り返ると、カラスが一羽やってきて地面をつついていた。
彼は我々の食べこぼしを待っていたのだ。熱い熱いと四苦八苦しながら食った。さぞ粉が大量に落ちていることだろう。




カラスもご贔屓の商店街とは流石だ。









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by kumatalow | 2014-07-18 16:35 | 日常 | Comments(0)

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
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