2015年 11月 09日
ライアーゲームをもう一度
一億円強奪~少数決ゲームの流れは息もつかせないほど面白い。原作ファンからも人気の高いゲームなのは、頭の悪い私でも理解出来る内容かつ、トリックの完成度が高いという点だろうと勝手に解釈している。
Season1、2、Final、REBORNと経てきて、立ち返るとあらためてSeason1には別格の面白さがある。原作準拠でいまのようなクールなキャラになりきれてない秋山と、初々しい戸田恵梨香演じるナオのフレッシュさに加えて、脚本家の腕がいい。
秋ナオが大好きだ。何度見ても萌える。私の萌えはここにある。そう確信した日だった。ちなみにBlu-rayプレイヤーもなかなかに美麗でそっちの方でも感動した。
Twitterにも載せたけれど、1話~4話までの個人的見所をたまに落書きなど入れつつアップしておく。
その①:半同棲
秋ナオ萌にこれは欠かせません。なに一緒に暮らしてんの。なに熱帯魚飼ってくつろいじゃってんの。と、秋山の心理を探りながら萌えるところです。でもそれを二人とも突っ込まないのがいい。
その②:時間
このドラマは漫画的というか、場面場面に相応しい背景を重視しているため、ときたま時間がどう流れているのかグチャグチャになっていることがある。特に初回の一億円強奪は外を歩くシーンが多いので顕著。中でも気になったのは藤沢に勝利したあと。
■ゲーム終了。午後6時にエリーが現れる。
■重いトランクを抱えながら公園を歩く秋山とナオ。景色はどう見ても朝か昼(一晩中藤沢の家にいたの!?)
しかし例の同棲部屋で一夜を過ごしたと解釈できる(布団とかなかったけど)
■ナオ、藤沢の家に引き返す(引き続き朝か昼)
■ナオ、藤沢に金を渡して公園に戻ってくる。なんと外は真っ暗。
秋山は何時間待ちぼうけていたのか。彼はトランクを置いて、ナオに5000万円を返す。
「これも藤沢に渡せ」←昼から日没までかかる距離だぞ!
■ナオ、トランクを抱えて再び藤沢の家へ。秋山はナオと反対の方角へ歩き出す。
■ナオ、秋山と一緒に家へ帰ってくる。秋山は先に帰ったんじゃなかったのか。
のちの敗者復活戦で「俺は神崎ナオの持ち物だ」という秋山の名言があるが、本当に奴はナオの持ち物よろしく都合のいいときにどこからともなく時間も時空も無視して現れる仕様。
その③:完全山までの道のり
Season1初期の秋山は髪型が安定しない。刑務所から出たときは茶髪に前髪がかぶったストレート。そこから髪の先にパーマをかけて、現在の独特のヘアスタイルへと進化していく。
なので、よく見ていると途中で茶髪山が紛れ込んでしまい、ああこれは最初に撮っておいたんだなということがバレてしまう。ちなみに初期のポスターは金髪である。さすがにボツったのかこれっきり。Season2からはカツラを着用し、更にボリューミーな黒いマカロニでゴールイン。個人的にはSeason1の地毛パーマが好きである。
その④:ヤッちゃったんですか?
2回戦で敗退したナオが夜電話をかけると、「やることあるから」とそそくさと切ってしまう。そして15番の部屋の前で待ち受ける秋山の図──翌日、上半身裸でベッドに足を伸ばす秋山が。って、まだ秋山のことを視聴者が把握できてないからこそぶっ込めた意味なしエロ疑惑。ナオにも別に不審がられてないし、なんの為に差し込んできたのか激しく謎。
その⑤:SとM
現在我々が馴染んでしまったドラ山は常に渋く眉間にしわを寄せ、冗談一切通じなさそうな年齢不詳の詐欺師であるが、昔のドラ山は天才だけど普通の若いお兄さんだった。
「SかMかと聞かれたら、Mだ」という江藤の質問に馬鹿正直から大真面目に「SとMってなんですか」と聞かれ、秋山がちょっと狼狽する貴重な秋ナオが見られる。
オフェンスとディフェンスに例えて誤魔化したのは上手かったが、更に上をいく素直っぷりに「あんまりそういうこと言わない方がいいと思うぞ」からの「やっぱり君はMだ!」なんて自分もゲームに引っ張られて変な発言をする秋山が微笑ましい。たしか原作にもあったエピソードだったような。
その⑥:全体的に軟弱
原作もそうだけど、神崎ナオはどんどん強くなる。信者も増えてゲームにも慣れてきて、風格が備わってくるのは喜ばしい。しかしながら見返すと、初期の頼りないナオがやっぱりかわいい。
秋ナオ好き的にはいつまでも秋山さんに甘えてて欲しいかも。たぶん秋山もそう思ってるでしょ?でしょ?
突然ですが以上。