日帰りバスツアー
 書店で気まぐれに応募したら当たったんで、母と姉と関~犬山~関ケ原の日帰り旅行に行ってきた。

 見知らぬツアー客と十羽一絡げで日帰りバス旅行なんて、生まれて初めてだ。出発して早々菓子をドカ食いしながら、ガイドさんの説明そっちのけでお喋りに興じているおばちゃんたちに最初は驚愕したものの、これが通常運転なのだと思うことにした。

 最初に行ったのは関刃物センター。刃物の実演販売を20分くらいの間にささーっとやってくれる。私は料理しないからブラッと一周して吟味した結果、ポテトチップスを食べるときに使うポテトングを購入。指が汚れないからずっと前から欲しかったのだ。ちなみにここでお手洗いを借りたが、用を足している最中に係員が放った「一番端っこ開いてますよ」という不用意な一言で、ツアー客に扉を開けられるハプニングがあった。最初は怒っていたが、よく考えたら開けたほうこそ嫌な気持ちだろう。人の気配にすぐ閉めてくれたから無事だと思いたいが、汚いケツ見えたとしたら申し訳ありませんでした。

 次に、私が一番の楽しみにしていた犬山! 奇しくもこの日は4月6日の『城の日』。国宝犬山城に上ったぞ!さらに翌日は雨が降るということで、桜の見ごろも最後。本当にぴったりいい時に来た。これも日頃の行いの賜物だろう。e0098054_20262806.jpg












 
さすが国宝。木がつるつるで、肝が冷える思いで天守閣に到達!
e0098054_20292304.jpg 












犬山で与えられた制限時間は1時間半。城見て、神社行って、犬山の城下町を歩くはずが、城に結構時間をとられて(主に階段)駆け足行軍に。残念ながらのんびり食べ歩きとはいかなかったけれど、絶対にまた来たい! と思わせる風情があった。
e0098054_20341029.jpg


























 お待ちかねの昼食です。なにしろ集合時間が6時45分となかなかに気張っており(なのに何故こんなハードスケジュールなんだよ)、我々の空腹は限界だったのだ。

 関ヶ原に入って、あの有名(?)なウォーランド傍の「花伊吹」という土産物屋で、我々の昼食が用意されていた。ここでもタイトな制限時間55分。おかわり自由なのに。お土産見たいのに。


e0098054_21132917.jpg












 豪勢だろう?

 腹いっぱい食べた我々が、これから連れられて行く場所はモード館という、ベッドやらカーペットやらコートが売られている建物だ。

 前回ツアー旅行に参加した母と姉から、私は恐ろしい話を聞いていた。ツアーと押し売りは隣り合わせ。双方が結託し、ツアー客に高い買い物をさせるターンがあるそうだ。

 今回はこのモード館とやらがその舞台となる。

 到着して出迎えてくれたのは、化粧コテコテのやり手ババア(母談)。別室に放り込まれ、やり手ババアから毛皮の保存方法などについての説明を受ける。ババアは話上手で、人々を楽しませながらジワリジワリと初老が弱そうな健康の話に持ち込んでいく。より良い健康の為にはより良い睡眠が必要であり、より良い睡眠の為にはより良い寝具が必要……といった具合だ。

 余談だがババアは重度の花粉症で、鼻がグズグズして哀れだった。気持ちわかるよ。

 やり手花粉症ババアの案内で2階に移動する。階段の上で到着時刻を掲げているバスガイドがこの時だけ悪の刺客に見えた。ごめんね?アタシ、こっち側なんだぁ。と、言われているようだった。

 階段をのぼりきる、沢山のやり手ババアたちが我々を取り囲んだ!

 迷路のように組み込まれた商品!「出口」と書かれた看板を頼りに歩くと、カーペットで作ったバリケード!
 並べられたベッドに追い込まれてツアー客はさながら囲い込み漁で追い詰められた鰯の群れ!

 慣れた母と姉がいなかったら、私はとうに捕まって食べられていたんだろうなあと思う。お金はないから買い物はしないけど、出口を見つけられず、いつまでも囲まれてワイワイガヤガヤやってたかと思うとゾッとする。

 無事で済んだので、これも良い旅の思い出のひとつということで。

 最後に、胡麻ミュージアムへ。
 このミュージアムの入口は洒落ていて、マイクに向かって「開けゴマ!」と叫ぶと開く仕掛けだ。まず若い2人組の女性が、面白半分でマイクに向かって「開けゴマ!」と言っているのを聞いた。

「開けゴマ!」

「開けゴマ!」

 感度が悪いようだ。

 これ以上大声を張り上げて恥をかきたくなかった女性たちは、照れ笑いしながら、出口からミュージアムの中へ入って行った。
 続いて、女性たちの顛末など知るよしもないマダムたちがぞろぞろと胡麻ミュージアムの入口へ。

「開けゴマ!」

「開け~~ゴマ!」

「開けゴ~マ!」

 さすがに倍以上年かさ増してるだけあって、度胸が半端ない。ありとあらゆる言い方で挑戦していたが、結局胡麻ミュージアムの扉が開かれることはなかった。マダムたちは「なんなん……こんに美声張り上げとんのに」と上手い冗談で笑いながら出口から入って行った。ちなみに私たちも姉が挑戦してみたが、結果は同じであった。胡麻ミュージアムがなぜこんなにも頑なに我々を拒むのか、胡麻の内に眠る深い闇を感じる。恐らく胡麻自身も気付いていないだろう。

 出口から中に入って、内側からピタリと閉じられた扉を見たとき、少しやるせなかった。
 写真はないが、こちらでは薔薇の香りがする胡麻のコンディショナーとボディソープを購入。

 そんなこんなで、朝早くからかなりきつめのスケジュールだったけれど、時間も場所も決められて管理されながらする旅行は凄く楽。乗れば連れて行ってくれるし、確実に目当ての場所を回れるからね。

 サラサラおかっぱで、運転するときは白い眼鏡をかけるという、かなり個性最強だけどニコニコ笑顔の運転手さん、ありがとう。ガイドさんもありがとう。

 風呂上がりに花伊吹で買ったさくらのプリン食べた。美味。

 
e0098054_22472123.jpg
 

 
 





 どうしても自分の携帯の影が入ってイライラしながら撮った1枚。

[PR]
by kumatalow | 2016-04-09 22:54 | 日常 | Comments(0)

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
タグ
(1)
外部リンク
ファン
ブログジャンル
日々の出来事
絵日記・イラスト
画像一覧