多忙な午前中
 母の日のプレゼントの金下ろしにコンビニに用事があり、新しいキャンパスノートと戦国無双4-Ⅱが欲しかったから、近所の書店までチャリンコで行くついでに自転車屋さんに寄って、500円点検をして貰うという、ついでについでを重ねた多忙な午前中を過ごした。

 昔住んでいた町の自転車屋は勝手に点検して勝手に金をとるというアコギな商売を売りにしていたが、今住んでいる町の自転車屋さんはもっと若くて、感じの良い大人しい夫婦が経営している。こちらが恐縮してしまうくらいの親切価格で丁寧な仕事をしてくれるのだ。もちろん自転車を大事にしないクソ町民の為ではなくて、自転車が好きなんだろうなあと、そういうオーラが伝わってくる人だ。

 雨風に打たれ、あちこち錆びまくったボロボロ自転車のメンテナンスをたったの500円で済まそうとしたわけだが、やはりプロ的にどうしても気になる箇所があるようで、ちゃちゃっと点検の筈が、料金の範囲を超える修理をしてくれたのだ。

「じゃ、その間にコンビニ行ってきますw」

 道路を渡って正面にあるファミリーマートに暇つぶしに行くクソ町民。ジャンプ読んで戻ってきたら、「あと少しです」とにっこり。

 おわかりいただけただろうか。

 親切丁寧なだけでなく、修理スピードも尋常ではない。見た目で自転車が蘇ったのがわかる。それでも──それでも彼は、500円しか取らないのだ。良心的過ぎてもっと金を払いたくなる。何故なら経営破綻して欲しくない。余計なお世話である。

 元気になった自転車にまたがったクソ町民は、意気揚々と書店に向かう。心なしかタイヤが硬く感じる。かごの中で、コンビニで買ったオランジーナがぴょんぴょん跳ねる。風が気持ちいい!

 あっという間に書店に着いたクソ町民は、お目当てのノートと戦国無双を買って、ここ最近出せていなかったスピードで家路に着く。

 部屋に帰り、片付けも済んだクソ町民は、喉の渇きを潤そうとオランジーナに手を伸ばした。緩めた瞬間蓋の間から、オランジーナが勢いよく溢れ出す。慌てたクソ町民は片手で溢れを押さえようとしたが、液体の放出に五本指ごときが敵うものではない。びしゃびしゃとガウチョの上にオランジーナが振りかかった。

 満身創痍の自転車の手術代を500円に収めようとし、なおかつ見守りもしないでコンビニへ遊びに行った報いかもしれぬと、私は甘んじて受け入れいた。そう、クソ町民の正体は私だったのだ。

 そういえば冒頭にて、あたかも用事を上手に紐付けして制覇したかのような書き方をしたが、最大の目的である『100均で弁当箱を買う』というミッションをど忘れして失敗に終わっている。
 ゲームでは石田三成が早速ゲイの匂いを発している。その姿をぼんやりと眺める私の膝下からは、オランジーナの匂いが発せられていた。

 今日もいい日だった(強引)

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by kumatalow | 2017-05-16 00:27 | 日常 | Comments(0)

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