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おめでた
私は9月の中旬に家の前でカブトムシを拾った。
仰向けに倒れていたのを家に連れていき、巨峰を与えると彼女は元気になり、やがて父親が本格的な飼育セットを買ってきて、彼女は我が家の一員になった。


とても長生きしたのだよ。

なんとカブトムシの平均寿命をゆうにこして、10月の初旬まで生きた。
それでも天命というのはやってくるもので、ひっそりとお亡くなりになった訳だが。


土と遺体をいい加減どうにかせねばと重い腰を上げ、丸太と彼女と土を分ける作業をしていた時のことである。
丸太をどけた土の中に、透明な丸いもの。

…ひやっとした。虫だ。いや、カブちゃんゼリーの欠片ではなかろうか。
おそるおそる掘り起こそうとしたら、ゼリーがうにうにと動いた。


!!!!!!!!!



彼女、子供を生んでらっしゃった!



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なんと!カブトムシは我らが知らぬ間に密かに産み落とし、朽ち木の皮を引き裂いて土中に埋めていたのだ!

長寿で大飯食らいでおよそメスとは思えん暴れっぷりであったが…彼女も立派な母親だったのか…。


彼女の亡骸は近くの神社の土に埋葬させて頂いた。安らかに眠っておくれ。

さて、残された人間の使命は彼女が遺した幼い命を来年まで維持することではないか。

早速土を買ってきて水を染み込ませ、それっぽいことを色々やってみたがどうだろう。
なんだか不安だ…いちいち掘り起こして安否確認する訳にもいかんし。こっそり土の中で果てていても気付かない。自信はないけどとにかく任せてくれと非常に頼りないお祈りをしてきたよ。



カブトムシ…成長しておくれ…心も精神も。
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by kumatalow | 2012-10-30 00:11 | 日常 | Comments(0)
悪の教典/原作・貴志祐介
前から気になっていた【悪の教典】を母に買って貰って読んだ。原作者は貴志祐介。

映画化された作品だとISORA、黒い家、青の炎などが有名か?
私は青の炎の原作が大好きで繰り返し読んだから、この人の作品に対しては斜に構えるところが全く無かったんだけれども。


以下、ネタバレ注意。







全部読み終わってみると、一体なんでこんな話を書こうと思ったんだかねえというのが素直な感想である。


超人的な知勇兼備のモンスターを描こうと思ったのか、昨今の生意気なクソガキに【ハスミン】というボスを投下して一泡吹かせることに快感を見出だしたのか。バトルロワイアルみたいなのが書きたかったのか。


いずれにしろこの作品にはおよそテーマというものは存在せず、ただ化け物ハスミンが周囲引っ掻き回して空回った挙げ句に学校ひとつぶっ壊して、残り少ないペラペラになったページ数でどうやって終わらせるのかと思ったらあんな!

あんな!


あんなんでいいのか。


別にゾクッとしなかったよ。
あ!そうかあのときの…って、ならなかったよ。
は?ってなったよ。
ついでに言うと最後のページで完全に冷めた。
そういうのは本編をしっかりとやり遂げた後にして貰いたかった。


おそらく、作者はそういうイカレポンチとは違う、人の心に精通していながら、何かが足りないバグを起こした人間を描いたつもりなのだろう。
蓮実は気違いでもなんでもなく、生徒に人気があり、普通のことも考えるし、しかして問題解決の為なら強制終了という選択肢がいとも簡単に浮き上がる、この入れ替わる瞬間がとても大事だし、描くタイミングも非常に難しいと思う。


にも関わらず、蓮実はそういう部分を読者に早々と披露し、生徒に好かれて親衛隊までいる筈が、必ず身近には彼を信用しない人間が存在しており、そいつを殺して回る。
自分の思い通りにする、王国を作るなどと宣いながら自分で王国(しかも作りかけ)を壊すって、どういう訳だろう。それに蓮実が快感を覚えるならまだしも、しょっちゅう思惑が外れたとかいつの間にか見られたとか、ヘタクソか!


何?結局ワガママなの?と、眉を潜めたくなる。


さっきも言ったように、蓮実を疑う人間が意外と多すぎることから蓮実も失敗するし、読者もただ何も思わず過ぎる。
前の学校にも四人、アメリカにいた時も一人、アメリカにおいては社長から「サイコはいらない」と全部キャラバレして入国禁止のブラックリストに載ったと書いてある。

嫌われ過ぎにも程がある。
蓮実が培った心理学も人を惹き付ける術も一部にしか成功しないのでは、ただの背伸びした殺人鬼じゃないか。


そして疑いを持ち始めた生徒を始末し、隠蔽工作の途中を知られてからのバトルロワイアル…という流れである。


色んな意味でBRだった。


いくら偏差値が高い学校の生徒だからって、あんなにアンペアがどうしたとか、わかるもんだろうか。
いや、物語だからいいんだけど。


ただ蓮実をより天才的に見せる為には、知力も体力も、高校生諸君は並で良かったと思う。

修学旅行中に屋上で大麻吸う生徒。
盗聴器の発信源がわかる生徒。
保健室で先生と淫行する生徒。
殺し屋が襲ってくるかもしれない瀬戸際に座禅組んで、俺がやるしかないと胸踊らせるアーチェリー経験者。
作者死亡フラグの単語気に入りすぎ。
男は好きな女子生徒が死んだらショックで「仇とってやるぜ…」といびつに笑ってみる。
「お前を必ず守る!」と場面を分けて二回も宣言したのに出オチの蓼沼氏。
普段は目立たないがり勉だが土壇場で意外な統率力を発揮し、他の生徒を囮にしながら取り引きを持ちかける生徒。


色々言ったけどなんだかんだで蓮実が失敗ばっかすんのが一番蹴躓いたわ。



とても面白かった。止まらなかったけど、以上のことが気になって、読後何も思うことがなく


…で?


という作品を観賞した後絶対に言ってはいけない一言を(心の中で)発した。


キャラクターの個性と、学校といういかにもコントロールしやすい環境設定であるにも関わらず描き方が普通過ぎたんだと思う。


もっと作者の真意があるなら、教えて欲しい。本気で、知りたい。

ただし蓮実を人名救助ばかりさせられている伊藤英明氏がやることについては、かなり期待している!
やれ!英明!今まで助けた分だけ殺すんだ!
脳内はすっかり彼の笑顔で変換されて読んでいた。

海にとどまらず学校へ羽ばたこう猿!






ところで、大人含め、大勢の子供が可哀想なことになる作品を読んで第一声が「で?」では、私も何か足りないのかも。


サトミンと呼んでくれて構わない。
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by kumatalow | 2012-10-29 00:58 | 書籍 | Comments(0)
関ヶ原合戦まつり2012
旧暦9月15日といえば現在の暦で10月21日。この日はわが父の誕生日でもあり、今年の関ヶ原合戦まつりの当日であり、彼が大谷吉継役に応募して合格したのは運命というしかなかろう!

姉共々応援を兼ねた見物に行ってきた。朝8時に関ヶ原に到着し、準備とリハーサルがある吉継と別れてブース巡りなど。こういう盛り上がった雰囲気は大好きだ。それが特に戦国時代の祭りなんて。
前半は広場でちびっこ達の踊りがあったりとかして、まあ可哀想だけど彼らは前座っていう奴なんでね…本番の盛り上がりにはまだまだ及びませんぞ。

腹ごしらえにポテトと大判焼き食べた。ポテトはともかく(めっちゃ旨かったけど)大判焼きは名物のよもぎが入ってて美味しい!まつりに行くなら一度は食べるべし!!

資料館で時間潰して、いい時間になったら笹尾山へ。あーパソコン打ちづらい。



笹尾山といえば言わずと知れた石田三成が陣を敷いた有名な山だ。眼下一望。戦場が広く見渡せる絶好の場所で、この布陣から見てもいかに西軍が有利だったかがわかるねえ。

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歴史評論家小和田哲夫氏による講演が12時までの筈が終わらない。辛い!!
時間押し気味に終了してやっと武将隊の出番だと思ったら心臓バクバクしたね。中身はただ人だと思っていてもやっぱり入ってくると「吉継!!三成!!」ってなっちゃうよね。


こちらが我が父扮する大谷。中々サマになってるでしょ?

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石田三成と島左近と徳川家康は役者さんです。さすが一般人とは声の張りが違いますね!徳川家康役の方がずいぶんお若くてイケメンだった。でも…そういえば、西軍贔屓して東軍の写真が一枚もござらん。
本当にカッコ良かったんだ。
そういう人たちと一般人が心を一つにして役になりきり、笹尾山パフォーマンスから始めてくれるわけですよ!
各隊のPRなんかは、みんな歴史が好きな人ばっかり集まってるもんだから、武将の個性を生かして上手にふざけてくれて、ファンも嬉しいコント的なものを披露してくれんのよ。司会の人が上手にまとめてた!

自由に写真撮れる時間もあって本当にアイドル気分だよね。三成と撮りたかったけどダントツ人気で無理ぽ。


そして出陣式。浪漫の無い言い方をすると武将たちが学校で弁当食べる為に下山するんですが。これから戦に行くぞ!と列を成して隊が進む姿がまあ雄々しい。
その周りをうろちょろして「頑張ってくだせぇー」と拝む平民(私ら)。途中何度か足を止めてくれたのでここもシャッターチャンス!


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☆出陣する大谷吉継。


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☆近い!!

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☆石田三成かっこいい。

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☆こっち見た!!!!




そして…昼の2時からいよいよ本番。さっきまでのおふざけはどこへやら。
真剣に関ヶ原を再現してくれます!
残念ながらここからは動画に集中していたので写真が笹尾山に佇む三成しかないのですが、文章で現せるかどうか…。
感動したよ…。

何度も書籍で読む度に坂を転がり落ちるような感覚と、三成の悔しさや普段垣間見えない大谷の激昂や、島左近の必死さとか、色々味わってきたけど、やっぱり生で見ると違うよ!!
それもど素人が大半なのにここまで感動できるとは!それはやっぱりみんな歴史が好きで一生懸命やってるからだよね、ベテランさんもいるし。

関ヶ原はたった一日で終わったのに史上最大とまで言われるのはそこにたどり着くまでの色々とか、一日の中で実に沢山の人が交錯したからなんだ!
島津隊の方たちは標準語だった台本を薩摩言葉に直して発音も完璧でした!すっごい練習したんだろうなあ…。東軍の人たちもすごくカッコ良かった…と、オモイマス!!←場所的に東軍一切見えず。


あああ感動したし楽しかったし…合戦終わった後関ヶ原音頭始まって浴衣着た人がぞろぞろ出てきても実感なかったね。

やっぱ関ヶ原いいなあ…もっともっと勉強したいな…。

えいえいチェスト!!
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by kumatalow | 2012-10-23 15:44 | 日常 | Comments(0)
  

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
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