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一時間おきに現れる女
 今日はわけあってTSUTAYAに行った。借りたいものはない。興味のあるCDもない。無趣味を自負する出不精のサトミッチが出かけたのはアナウンスを聞く為だ。

 レンタル発売に伴い、店内放送で声優の石田彰さんが宣伝をするというのでそれを聞きに行った。暇なのではない。サトミッチは人より少しだけ時間を多く所有しているに過ぎない。


 到着するとサトミッチは堂々とスピーカーの真下を陣取った。人っ子一人いない絶好のスポットであった。もう少し欲を言えばスピーカーの位置をアニメや邦画の棚の上にして欲しかった。あいにく辺りは韓流だらけで、韓流には一切の感情がわかないサトミッチには長い5分間であった。

 やがて、るろうに剣心の主題歌が終わると、誰か男が爽やかに喋りだした。それが石田彰と気付いたのはちょっとしてからだった。

 本来の目的を忘れ、韓流のパッケージを見ながら 棒立ちしていたサトミッチは夢から覚め、収穫に満足した。が、ちょっとすると、


「もう一回聞いてやれ」


悪い好奇心がわき、ニヤニヤしながら階下でもう一時間粘った。

 ちなみにバイオーグ・トリニティの新刊を発見できた。行ってみるもんだ!


 50分になり、もう一度同じ場所に現れたサトミッチを咎める者は誰もいない。監視カメラにはニヤニヤしながら一時間おきに現れる女は映っているだろうが、問題ではなかろう。


 57分にきちんと登場した石田彰に再び満足し、ニヤニヤした女はようやく店を後にしたそうだ。



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by kumatalow | 2014-08-25 21:11 | 日常 | Comments(0)
関ヶ原→彦根→長浜
 思いのほか長旅になってしまった。


「今度の日曜に関ヶ原に行くか~」

という父の軽い一言はいつものことで、忘れた頃に関ヶ原に行きたくなるのもいつものことで、サトミッチは二つ返事で頷いた。


 それがなにがどうなったかわからないが、彦根と長浜にも足を伸ばすこととなり、思い返せば三重と滋賀と岐阜をまたにかける大冒険となった。



 石田町というのは石田三成の生家があった町である。記念会館は午後1時からで拝観はできなかった、無念。


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 三成の故郷といわれなければ特に目立ったところのない自然が美しい町である。青々とした山と続く田んぼ風景は400年前にもあったろうか。


 うってかわって、彦根の城下町は明るい賑わいをみせていた。あいにくの雨である。前日にサトミッチがレベルアップをしたから仕方ない。


 彦根や長浜は戦国グッズを多方面で展開しており店も多い。サトミッチが目が飛び出るほど驚いたのは、二階がまるまる戦国無双のグッズで埋め尽くされていたことである。それも、アニメショップではなく普通の、昔懐かしいお土産屋さんの匂いがする民家でだ。なんともシュールな光景ではないか。


 まさか采配のゆくえのタペストリーがあるとは思わなかった。買いそうになったほどだ。


 長浜城とフィギュアのお店に立ち寄って、冒険は終わった。うむ、充実し過ぎている。予定通りに進まない旅はとっても楽しい。



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by kumatalow | 2014-08-25 20:54 | 日常 | Comments(0)
椿大神社VS雨女VSルーブル彫刻美術館(妹)
  暦の上では秋。現実にはガキどもが宿題に追いつかれて喰われる夏の終わりのことである。

 サトミッチが久方ぶりに外へ出た。行動範囲半径1メートル。職を失って2週間である。職業安定所を出ると、まっすぐ家に帰る品行方正なニートであるサトミッチは用のない日は家から出ない。
 少ない貯金を切り崩さない為の苦肉の策である。いずれ嫌でも出ていかなければならないのであるから、英気は今のうちに養っておいて差し支えあるまい。


 今日はその持した満を解放する日であったのだ。

 このときをどんなに待ち望んだことか。前回大須観音ぶらり旅を共にしたSashaちゃんと、姉という変わり映えのないメンツというなかれ、サトミッチは大満足である


 午前10時。我々は意気揚々とSashaちゃんの運転する車で椿大神社へ向かった。


 椿大神社とは県内のパワースポットとして その名を誇る大社である。健康祈願から、人間と車のご祈祷もなさってくれる。


「ルートを外れました」


 持ち運べるナビを起動する。ナビは涼やかにルート間違いを指摘した。我々ははいはいと苦笑し、ナビの言う通りに車を走らせた。
 やがてナビはぷっぷっと怪しげな警告音を発し始めた。恐ろしくなった。ただの電池切れである。おかしい。昨日沢山充電をしておいたつもりだったのに、どうやら足りなかったらしい。
 結局は泣く泣くナビを安らかにして差し上げた。遺憾であるが次こそはきっと役に立って貰う所存である。


 車中は終始和やかでお日柄も大変良かった。おてんとさんが出ていたから、サトミッチも「私は雨女なんだなあ」と冗談を言った。


 なにしろ退社日が台風だったという記録を誇るサトミッチであるからその威力足るや、てるてる坊主が束になっても叶わないのである。


 着いたら雨がぱらついていた。ああ、やっぱり降ったか。口に出すものではないとサトミッチは思わぬハプニングに舌を出す。しかしこれはこの後の恐怖を知らない小さなハプニングであったと先に言っておく。


 その前に椿大神社にスポットをあてる。



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 小雨のなか一生懸命直衣姿でご祈祷をなさる神官を尻目にお手水を済ませ、本殿までの道をぐだぐだと歩いた。

 雨は小高い木々のお陰でほとんどあたらなかった。神社を囲む森林は一般に鎮護の杜と呼ばれる。確かにその名の通り雨と暑さからすっぽりと守ってくれた。涼しいし、歩いているだけで優しい気持ちになれる。どこか懐かしい雰囲気を醸し出すところも神社はよい。
 サトミッチの興奮は早くもクライマックスを迎えていた。神社の雰囲気はいやがおうにも創作意欲をかきたてるものである!むくむくとやる気がわいてくる!



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 こちらはかなえ滝と呼ばれる。夏場に行かれるとよい。少し離れた場所からでも滝から冷気が漂ってくる。この滝から流れた水はどれも透明でひんやりしてオイシソウだった。
 サトミッチはこの歳になっても根無し草である為、しかと将来をよろしくと神様になすりつけておいた。いい迷惑だろう、よろしく。


 散歩コースにも丁度よい敷地をくるりと回り、各所点在するお賽銭にはほぼ虎の子を投げつくし、お邪魔しますよと神々への挨拶回りのなんと楽しいことか。


 名残惜しく神様とサヨナラをしたサトミッチはすぐ目の前の喫茶店で茶そばを食す。美味い!茶の風味にしそが効いている!



 午後は椿大神社から車で一時間半ほど離れた津のルーブル彫刻美術館へ行った。行った、と簡単に述べるがその道のりは大変険しいものであった。
 じょじょに太い針となってフロントガラスを突き刺す雨、雨、雨。前後左右の車がはねあげるしぶきがお互いを攻撃し、通常のどかなグリーンロードがまるで霧に包まれたように白くぼやけ、人々はうおー!!と車中吠えた。吠えねばやってられない。むしろ仲間がいるせいで気が大きくなって興奮さえしたかもしれない。



 どしゃ降りと雷の真っ只中ルーブル彫刻美術館にたどり着いたものの、まだお天道をなめ腐っていた人間どもはあろうことか傘を片手に撮影タイムに入ろうとしたのだ。



「はよ中入らんか!!」



 天神が怒りの拳をがつんとうった。がっしゃーんという一際すんばらしい爆音がとどろき、中断を余儀なくされた(当然)人間どもはほうほうのテイで中へ急いだ。
 こうやって神に叱られながら人は成長する。


 
 津のルーブル彫刻美術館は世界初、本場パリの姉妹館であるらしい。パリに行くまでもなく多少嵐に吠えたり吠えられたりするだけで素晴らしい展示品を見れちゃうのだからサトミッチは幸福者である。


 館内は一切の撮影が禁止だったので中の素晴らしさをお伝えすることができないのが無念だ。せめて外観の荘厳さを味わってもらいたい。



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 なぜかカエルさんも並んでいた。可愛いのでお賽銭を投げる。



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 別館には観音様がおわすらしい。受付のマダムによる強固でマイペースな勧誘を固辞してしまったがいつか必ず観音様も訪ねてみたい。


 せめて屋根にいたカラス天狗でもと撮影。(当時サトミッチは十二神将が並んでいると勘違いをしていた。正解はカラス天狗であった!)



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 帰りはすっかりぴーかんで本来の美しさを取り戻したグリーンロードを走って帰ってきた。
 美味いパスタとピザとドリンクバーでまさか朝までいくか?と思うほど濃密な雑談のときを過ごした。遠出して色々思うのはやはり一にも二にも、伴連れの会話なのだ。



 旅の醍醐味はここにある。そんなわけで雨女レベルがまたひとつ上がってしまったが、サトミッチはちっとも反省しないのである。
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by kumatalow | 2014-08-25 18:59 | 日常 | Comments(0)
なんて素敵にジャパネスク【人妻編】
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 なんて素敵にジャパネスク。

 平安時代を愛する女子は一度は目を通しておけよ。と、どこかの誰かが言い残して去ったそうな。


 サトミッチがおぎゃあと生まれた頃に流行った所謂少女小説の漫画版の文庫版である。


 少女小説とは、少女漫画を小説にしたような、ライトノベルをもう少し、花やかで女の子女の子に仕上げた小説のことである。というのはサトミッチ個人の見解であり、ざっくりし過ぎた感満載であり、異を感じた者は自力で検索することを推奨する。

 とにかくこの作者が少女小説の先駆者であったことは間違いない。


 主人公は瑠璃姫という。それなりに敷居が高い家に生まれながら、おてんばで変わり者と言われている「ザ・ヒロイン」であらせられる。
 彼女には年下の幼馴染み、高彬という将来有望で実直な青年貴族がおり、うんぬんかんぬん、帝などあれやこれやとひと悶着あって結婚に至った。


 なにを隠そう。続き物である。写真を見ていただくと「人妻編」という文字が見えるだろうか。
 いや、サトミッチも散々熟考に熟考を重ねて買ったのだから、気付かなかったわけではない。ただ地元の書店には人妻編しか置いていなかった。そういう寂しいいきさつがあっただけだ。
 察するに高彬と結婚するまでが第一部とされ、一番旨味のある思春期であったろう。それらを「こうだったんだろうなあ」と予想しながら成長した瑠璃姫を楽しむのも一興である。と言い聞かせてみる。



 気を取り直し、繰り返すと人妻編である。

 新婚ほやほやの二人を邪魔するような事件──といっても規模の小さい雅な事件が次々と起こり、 結婚してもドタバタしちゃうよというラブコメに仕上がっている。
 原作者の氷室さん(故人)という方は非常に頭の良い方であったらしく、まるで現代の女子高生のような言動をさせておきながら背景はしっかりと平安時代のルールに基づいている。そのさじ加減が非常に巧みであるのと、随所に解説があるので初心者でも簡単に平安ラブライフに手が出せるというわけだ。



 ここよりは作品の評価と反転し、全く好き嫌いの話になってしまうため、話半分で聞いていただけると幸いである。


 読む前からサトミッチはこの作品が好きだろうと思っていた。サトミッチの書きたそうなことが、ここには全部詰まっていると過剰な期待を託したにも関わらず、本作はしっかりと応え、サトミッチの期待の空腹を半分以上埋めてくだすった。


 では、残りはなにか。



 いかんせん瑠璃姫が嫌いである。

 高貴なお嬢様にあるまじき振る舞いをときにしてみせる肝っ玉ヒロインが嫌なのではない。なんというか、彼女は少々いやらしい。


 明け透けでおきゃんかと思いきや妙な常識を兼ね備えており、ヤレヤレ系になってみたり、嬉し恥ずかしの本場のヒロインになってみたり、それこそガテン系の変わり者少女になってみたり、鋭い聡い女になってみたり忙しい。


 かつて彼女は記憶喪失の男と出会い、イイ雰囲気になったことがあった。その男が記憶を取り戻し二人は再会するのだが、男・守弥の正体は夫の乳兄弟だった。そこへ、煌姫という姫が居候することになり四角関係になるというところから物語は始まるのだが。


 瑠璃姫の口癖は「○○(高彬あるいは守弥)はそんなことする人じゃないわ!」である。


 心の目で人を見る女性であるといいたいようだ。


 夫にちょっかいをかけようとする煌姫を牽制したり、夫への愛を誓ったり、激おこぷんぷん丸するわりに、一方で彼女は守弥を取られそうになると怒る。守弥に恋人がいないと知ってほっとし、出会ったときを思い出して赤面し、破天荒にかこつけて逢い引きをする。
 
 心の浮気と呼ばずしてなんとする。

 
 夫の浮気の話が持ち上がる度に瑠璃姫は言う。
「高彬がそんなことする人だったらあたし結婚してなかったし」


 それは高彬の台詞ではないだろうか?

 こんな正義は間違っていると、サトミッチの聖なる両の拳が机を打つ。


 冗長に語ったが、要するに感情移入に失敗した。浮気心は恋愛物語の定石。本命との絆を強くする為のヤラセである。理解はしているが瑠璃姫の場合は自分が揺れまくっている立場にありながら「まあ、なにか理由があったんだろーし?」などと他者に対して聖母を気取るのでつい拒否をしてしまった。これからもする。



 瑠璃姫の悪口という最悪の流れ、汚水濁流もいいところを清流へかえす為にも最後につけ加えると、平安時代とラブコメ好きには是非読んでいただきたい。ほのぼのすること請け合いだ。


 80年代~90年代のハートフルな物語は平和で大好きだ。ちなみに、サトミッチは瑠璃姫の弟の融くんが好きである。彼は明るい下戸だ。



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by kumatalow | 2014-08-07 14:28 | 漫画・アニメ | Comments(0)
  

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
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