<   2015年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧
贅沢三昧
 出不精の私をMさんが名古屋へ連れ出してくれた。

 前から「ぴよりん」を食べようと約束をしてはいたのだが、有り難いことに私の誕生日祝いも兼ねてくれるということで、ぴよりん奢ってくれるんかな~(それにしても図々しい)くらいの気持ちで出掛けたのである。


 1 1時前にミッドランドスクエア内にあるステーキ店に入って昼食をとる。先に言わせろ。私はニートだがお金持ちだし、ちゃんと自分で払えるくらいのぶんは持っていた。それでも普段なら絶対に味わえないような高いお肉を────Mさん、払ってくれた。


 隣の席のマダムの会話を聞いているだけでも金持ちが来る店だというのはすぐにわかった。それを、それを二人分……。

 誕生日だから、とMさんは笑う。私もバツが悪そうにニヤニヤする。正直言って、誕生日はいくつになっても尊いものだが、なにかにつけて中途半端な自分は中途半端な誕生日でいいと思っていた。こんな贅沢をさせて貰えるとは。Mさんありがとう、私はこの日を忘れない。


 Mさんの案内で東急ハンズを上から順番にくるくる回る。クリスマス商戦で親子連れも多くフロアは賑わっていた。

 私が地元とのカルチャーショックを感じたのは各フロアに実演販売がいたことだろう。調理器具、清掃、足つぼ、マジシャン。マジシャン!マジックを披露して子供にキットを売り付けるのだ、バカ野郎上手くできるか!


 大量の商品を物色し、あるときついに私の財布の紐が緩んだ瞬間が訪れた。すなわち、壁にテープでくっつくフックである。収納場所がなくなると壁にかけて誤魔化したりということをよくやる。


 そしていよいよぴよりん。ぴよりんはピヨピヨしてるひよことプリンを足してぴよりんなんだそうだ、初めて知った。


e0098054_17491195.jpg


 ここでもまた、Mさんが払ってくれた。誕生日だからだと言う。Mさんは優しいから気づかないフリをしているのかもしれないが、私の誕生日は、私というしょうもない人間が生まれたしょうもない記念日である。なのに、大事にして戴いて本当に嬉しい。


 結局私が出した金は交通費と安いフックと、帰りに100均で買ったお部屋の消臭剤だけである。


 夜の帳が落ちてきて、藍色の空の下玄関を開けようとしたら鍵がかかっていた。鍵は入れたつもりだったが忘れてしまったようだ。

 な、しょうもないだろ。
[PR]
by kumatalow | 2015-11-22 17:48 | 日常 | Comments(0)
米澤穂信【リカーシブル】
 【あらすじ】

 父の犯罪と失踪を機に、義理の母と母の連れ子の弟・サトルと共に、常井町にやってきた越野ハルカ。友達になったリンカの手助けで徐々に町に馴染んでいくハルカであったが、未来を予言するようなサトルの言葉をきっかけに、高速道路誘致に期待をかける町人の願いと、タマナヒメの伝承を知る。

 母と弟との関係、町で勃発する奇妙な出来事にハルカはたったひとりで立ち向かう。







 あらすじ下手くそです、あしからず。


 民間伝承、神話の類と聞いて真っ先に思い浮かぶのが懐かしのホラーゲームSIREN。あれのアーカイブのようだと思って読むと倍楽しい。

 神様は本当にいるのか?という疑問を父を待つ少女の願いと、町ぐるみの狂気めいた希望の両点から迫っていく。青春×怨念×ミステリー。

 結局サトルが過去・未来視ができたことには原因があったんだけど、真相にたどり着いたときの背筋が凍る──そうだったんだ!と思わせる持っていきかたが秀逸。また語り手のハルカがいちいち流されることなく冷静に分析して、自分の考えで行動するからまったくストレスなく紐解いていくことができる。


 一方で、齢13にして、自分が生きるために、冷静に計算高くあろうとするハルカの姿が切ない。彼女が現実を受け止めるたびに痛々しくて可哀想になってくる。


 タマナヒメの力は存在するのか否かという点に関してはどちらとも取れるような、オチの付け方は宮部みゆきの「楽園」にちょっと似ている。

 おそらくそう若くもない男性が書かれていると思うのだけど、繊細な思春期女子の心をこうも簡潔にリアルに描くかよ。

 ラスト、ハルカの力強い台詞に胸を打たれました。


 リカーシブルというのは造語だそうで。「繰り返すこともできる」という、わざと曖昧な意味にしたんだって。
[PR]
by kumatalow | 2015-11-20 11:53 | 書籍 | Comments(0)
こんま亭
 先日、小雨ちらつく中、姉と彼女の友人2人の計4人でケーキを食べに行ってきた。

 友達極少の私は基本姉とつるむ。その友人に寄生するのも当たり前。おれ、みぎて……しっぱい。

 それが出かけるときは小雨ちらつく可愛い程度だったのに、着いた頃にはどしゃ降りなのだ。前日までのイメージはみんなでワイワイ明るい空の下だったから、まさか鯨の泡のごとき飛沫をはね飛ばして山道をかっ飛ばすことになろうとは。

 店は片田舎の山道といっても過言ではない道路脇にひっそりと佇んでいる。ものの見事に通り過ぎてしまうほど自然に溶け込んでいる。しかし、店の評判はすぐに知ることとなった。

 車通りのほとんどない道路の左手に、「こんま亭」という木の看板が立っている。下は砂利でできた駐車場は案外と広いのだが、結構な車の数である。ログハウスをイメージしたような外観で、入り口はスロープになっていた。細長い扉を開けようとしている3人のマダムを発見してしまった。

 既に店内でお茶をたしなむ人々の様子はガラス張りの窓の壁で外から丸見えだった。一目でお洒落な雰囲気を感じ取り、我々の中で私語厳禁が危ぶまれる。

 人気店で、人がいっぱいで、厳粛な態度。それらの心配は一歩店内に踏み入れた瞬間から吹き散らされた。

 逆さL字型のショーケースに並んだ色とりどりのケーキ!タワー型の棚に並べられたお土産用ラスク!左の喫茶スペースでゆっくりと過ごす未来の私たち!
 席も空いてたし普通に雑談してるし、雰囲気は想像以上に明るかった。良かった、良かった。

 せっかくだから物珍しいものを食ったろう。と思った私はかぶせ茶のチーズケーキをチョイスした。お茶にチーズを足してきたのが斬新だと思いこんだのだが、洋菓子界ではどうなんだろうか。

 アイスカフェオレを共に、身内+その友人+寄生物は心行くまで語り合った。むしろ雨で良かったのだ。お洒落な雰囲気が増していたぞ。

e0098054_00144456.jpg

[PR]
by kumatalow | 2015-11-16 00:14 | 日常 | Comments(0)
【映画】スイートプールサイド
 あらすじ

 太田年彦(須賀健太)は水泳部に所属する、小柄で地味な高校一年生。彼は人知れず、毛が生えてこない悩みを抱えていた。着替えを見た水泳部に暴露され、ツルヒコというあだ名までつけられ、散々な年彦は、同じ水泳部の女子・後藤綾子が対照的に毛深いという悩みを抱えていることを知る。
 悩みを打ち明ける綾子を慰める年彦に、「太田君が私の毛を剃って」と彼女は懇願する。こうして、毎週月曜日の放課後は、2人の秘密の時間になった……。








 あらすじだけ見ると生々しくて卑猥な映画だと思うかもしれない。私は毛とか剃るとか書くのも嫌なのだが、それは私が勝手に潔癖なだけで、内容としては実にくだらない性春映画である。
 アンダーを想像している方がいたら、残念でした。最終的にそういう流れにはなりかけるも全くエロくない演出になっている。思春期の男の子目線ということもあって、女の子の秘部は美しい大自然で表現されていた。面白い脇役もいて全体的にライト。

 この映画の感想は一言で済む。

 ────須賀健太、怪演!

 いやはや素晴らしい演技力だった。身体を張る場面から普通の何気ない場面まで、メリハリがあって自然。子役の時から上手で、私はその頃の綺麗な須賀健太しか知らなかった。まさか変態の役も全力でこなす役者になっていたとは。

 主人公の年彦が相当気持ち悪い変態なのだ。

 ちらっと記すと剃った女の子の毛コレクションして食べたりする。気持ち悪いだろう、ドン引きなんてもんじゃない。具合が悪くなった方ごめんなさい。

 救いようのない気持ち悪さであるにも関わらず、彼の内面からあふれ出る不器用さや優しさ、望まぬコメディアンっぷりを須賀健太がたくましく演じきっているから、終わってみると年彦がそんなに嫌いではない。「馬鹿だなあ」で笑って済ませられるそんな物語。

 松居監督はお馬鹿な男子を演出するのが上手いようだ。
 題材がアレなので個人的には一回見たらお腹いっぱいだが、敬遠するほど濃い作品ではないので敷居は低かろうと思う。

 GANTZのネギ星人編で速攻殺されたヤンキーの落合モトキさんも出てるよ。彼は子役のとき「新・愛の嵐」見ていたので、勝手に愛着を持っている。

 ちらちらっとこの人も。アフロ田中で松居監督とタッグを組んだ松田翔太。
 写真見ただけで色々伝わると思うが、年彦のDQN兄。脳内お花畑っぽい彼女(谷村美月)とともに、年彦をゆる~く見守ってくれる。DQNだけど天然カップル。


e0098054_16574219.jpg

[PR]
by kumatalow | 2015-11-12 16:55 | DVD | Comments(0)
ライアーゲームをもう一度③
 なんとなく見始めたライアーゲームやっぱり面白くて最終回にこぎつけた。

 実は最終回は3時間もある。リアルタイムで見たときは途中からハマッたから助かったけど、DVDで見るときは3時間もいらない。
 そうか、つまり最初から見ないで最終回だけ見れば良かったのか。

 たしかドラマから入った人の間では、主催者の正体は一体誰だなんて物議をかもしていたんだっけ。原作を読むと事務局の正体などわりとどうでもいいと感じてしまうのだが、フ●テレビもここぞとばかりに釣って視聴率上げようとしていたような。

 結論はオリジナルキャラ。エリーの父で、人を信じられなくなった北大路欣也が仕組んだことでした、とさ。
 私はドラマのオリジナル展開とやらが嫌いだ。原作があるなら準拠すべきであると思っている。ライアーの場合は、原作の最終回を知ったいま、ドラマはアレで良かったな……と思う。

 ドラマにはドラマの良さがちゃんとある作品だった。ドラマの秋ナオも原作の秋ナオもそれぞれ好きだ。

 ただしヨコヤ、お前は許さない。鈴木一真が可哀想じゃないかなんだあれは。
 似合わない白髪、筋肉質なのかムチッとした体を膨張色の白で覆い、ごつごつの指輪に嗅ぎタバコ。ここまで装飾しといて顔はすっぴんでお肌がよく日焼けしてる(なぜ色白の役者を選ばなかったの)。
 話し方は原作と同じ敬語なのになにかが違う。原作のヨコヤは間抜けな一面もあるけど山椒のような辛みのあるいいキャラなのにイカれた格好に全部持って行かれた。
 しかも原作が財閥の息子でまだまだ秘密を持っていそうなミステリアスな風格に対し、ドラマ版の正体は秋山が潰した巨大マルチのボスである。責任をとらされてライアーゲームに参加しているというみっともない部分をひた隠し、ドヤ顔で支配を論ずる。説得力どこ?
 のちに派手な装飾だけを背負って彼は超善人になる。


 ゲームは【密輸ゲーム】
 私このゲーム苦手だ。他もわからないけどこれは本気でわからなくなってくる。

 個人的見所。

その①:髪の毛

 秋山さんの髪の毛が初期より随分伸びている。次期の女帝では完全なロン毛になっていた。私は2007年と2011年のヘアスタイルを推しています。

その②:チーム分け

 火の国水の国に分けたのは、なんと室内の半分を赤と青のライトで割って決めるというものだった。どうやら事務局が意図的に仕組んでヨコヤと秋山を分けたようなのだが、実は直前まで秋山は火の国側に立っていた。リハーサルを終えた彼はわざわざ机を回り込んで人の密集する水の国側の壁に張り付いている。これ事務局危なかったんじゃないか。

その③:かわいすぎか2

 最初に誰が密輸するかという話題で、真っ先に明るく元気よく手を挙げるナオがアホほど可愛い。超絶天使。彼女には必勝法があっての立候補だったが実は全員にバレていた。「私の必勝法どこかおかしいですか?」と聞くナオに「問題ないよ」って笑って送り出した秋山さん意地悪である。


その④:さん?

 谷村がヨコヤのことを「ヨコヤさん」と呼んでいる。ファイナルでは脚本家が変わったからか設定をすっかり忘れてオッサン同士対等にじゃれあっている、どうでもいいわ。

その⑤:触っちゃ駄目

 密輸したトランクやお金には検査官は触っちゃいけないという説明だったのに、検査官自らトランクがちゃんがちゃん開けている場面が大量にある。コールした後ならいいようだ。

その⑥:超能力設定

 オオノと結託したヨコヤは超能力があるんですとうそぶき、オオノから教えて貰った金額をさも透視したかのように言い当ててみせる。途中で勘づかれたことに勘づかず、一通り演技し終わってからコール失敗したのが悲しい。「ダウト──きゅうせんっきゅうひゃくっ、きゅうじゅう、きゅうまんッ────な! 一億円!?」

その⑦:集中線が見えた

 裏切りがバレてつるし上げを喰らうオオノ。彼の視点で、ナオたちが一斉にオオノを見るカットに集中線が見えた。それくらい一斉で小気味が良かった。のちほどナオはヨコヤに「彼はどうなりましたか、つるし上げにでもあいましたか」と聞かれている。あいましたよ。


e0098054_02242122.jpg



その⑧:カードをよこせ

 リアルタイムで見たときも姉と盛大に爆笑させて頂いた。人の演技笑っちゃいけないんだろうけど、独特な言い方をするものだから。「カードを、(一旦切る)よこせエェーーー!!」
 キレている間中一貫して、ドスがきいているのに棒読みという状態が続いた。


e0098054_02242264.jpg



その⑨:実は

 ゲーム終盤で完全に秋山とナオにやりこめられたとこっちは思っているのに、突然ヨコヤが「実は私とフクナガさんは手を組んでいたんですよ!」と言い出す。もう一波乱というにはインパクト弱いし、放送終了時間も差し迫っていた為、当時視聴者の誰も相手にしなかったと思われる。は?と眉をひそめているうちにフクナガがヨコヤを裏切ってヨコヤが半泣きになって──この流れ、いる?という展開が用意されている。素直に秋ナオに花持たせるんじゃ駄目だったのか。
 結局一瞬だけそれたものの、ヨコヤの負けが確定したから半泣きのヨコヤをみんなが助けて彼を浄化してゲーム終了。
 北大路欣也に会ったのは秋山のみ。しかも北大路はナオの父と同じ病院に入院していたのだ。


その⑩:いけませんか?

 病院で偶然会った秋山とナオ。馬鹿正直をからかう秋山に飛び出せナオの名言。

「馬鹿正直じゃ、いけませんか?」

 それに対して秋山は「いいんじゃないのか」と返す。このやりとりがファイナル終了後秋山の「駄目か? 嘘つきは」に繋がって対になっているのだ。(ナオもちゃんと「いいんじゃないでしょうか」と答えている)



 エンディングに流れるシュガーレスガールも名曲である。
 ↑上に書き忘れた見所がもうひとつ。
 敗者復活からそのまま3回戦に突入したので服装は全員敗者復活から変わっていないのだが、何故かフクナガだけ途中から服が変わり、「アンタなんで着替えてんのよ!」と突っ込まれている。

 本当に何故ひとりだけ着替えたのかは誰にもわからない。照明が特殊で保護色になってしまったのだろうか、とにかく不自然なワンシーンだった。




[PR]
by kumatalow | 2015-11-12 02:16 | DVD | Comments(0)
ライアーゲームをもう一度②
 ライアーゲームSeason1。第5話~7話まで視聴。今回はリストラゲームでした。

 思えば、ナオは2回戦終了時点で1度ライアーゲームから抜けていたんだった。この辺りから私の頭の中で金銭の勘定が困難になり、なんとなく秋山の言葉に流されるままボケーッとゲームを見守る展開に突入する。


 ナオは確かに弱いけどゲームのルール把握能力はある。その奥にある事務局の狙い目や裏はこの際置いておいて、一通り説明されたルールを1回で理解するって素晴らしいこと、私には無理だ。

 ライアーゲームを見ていると、誰でも1度は自分の身に置き換えた経験があるだろう。私はルールを把握できずに違反したり他人に頼ったりして(それがたとえフクナガであっても)わからんままチームに迷惑をかけて敗退すると思う。


 リストラゲームはナオが初めて秋山を頼らずに正面から挑みかかり、ボロカスにやられて(主にフクナガ)、辛酸を嘗めきったのち、自分のやり方で勝利する、こんにちのナオを作り上げる重要なエピソードである。

 というわけで秋山先生の出番は少ない。

 それにしてもよく考えたと思う。甲斐谷忍は凄いなあ。

☆個人的見所☆

その①:光るフクナガ

 秋山ほどの完成度もなく、さりとて他のプレイヤーとは一線を画すキャラクターは扱いが大変難しい。フクナガもご他聞に漏れず、最後の方は大騒ぎしてギャグをとるだけのキノコと化すが、登場時はかなりのインパクトを誇ったと思われる。秋山のいない敗者復活戦はまさしく彼が最も輝いたステージ。自分が不利な状況から言葉たくみにナオを孤立させ、あげくに金を奪う。鈴木浩介さんの台詞回しも最高で見ていて楽しい。私はこの敗者復活戦が全シリーズ通してフクナガの最高到達点だと思っている。


その②:エリー

 敗者復活戦のエリーは感情がくるくる動いてとても素敵。秋山不在でケチョンケチョンにやられるナオを優しく見守りつつ、さりげなく応援してる。まるでお母さんみたいなエリーが見られるのだ。ナオが弱すぎるので結局彼女が電話で秋山を呼んでくれる。


e0098054_23332970.jpg

※似てないけど吉瀬美智子ね。


その③:ブラリの旅

 出番がない秋山はナオが苦戦している間中街をぶらついている設定。谷村に会って喧嘩になりかかったり、またぼっちになったりとにかく暇そう。世界一のんびりした前科者である。

その④:スタミナ

 エリーからの連絡を受け、ナオのピンチを知った秋山。ハッとし、ぶらぶらしてた街を大疾走。通行人にわざわざぶつかりながら押しのけ、爆走して次話へ→坂道をゆっくりと歩いてくる秋山。そうだよね、ずっと走ってたら疲れるよね。

その⑤:かわいすぎか

 秋山さんには頼らずに~…が口癖で、当初からあまりはっきりと救いを求める感じでもなかったナオさんが、手ひどい目に遭って壁に寄りかかりながら涙を流し、秋山の名前を呼ぶ。これ、秋ナオ得点高い。そこへ颯爽と登場するわけです。原作秋山は窓から闖入してたけどドラマは堂々とドアから入場。



e0098054_23333083.jpg



その⑥:持ち物

 わざわざ私物の持ち込みオッケーってなんの布石かと思ったらこれ。秋山をナオの私物扱いにしてしまうことだったのだ。モノ扱いかよ。でも萌える。ナオをいじめた連中がどうしても許せない私物は暴走を始めて大金を巻き上げる。

その⑥:救済

 凄い!
 全員から全額奪って返す。救済したい人をわざと脱落させて、金を返してゲームから抜けさせる。凄くナオらしくてハッピーな終わり方!感動した。

その⑦:雄叫び

 ゲームはこのまま3回戦に移行し、黒服の怖そうな事務局員がなだれ込んでナオたちを連行。ひとり救済された江藤は帰ってもいいんだが、黒服に抑えられながら暴れ、「ナオちゃああああああああああああああん」と叫ぶ。
ところでなんでコイツはファイナルに戻ってきたんだろう。



 最後に2回戦を理解しようとした私の努力を見てくれ。

e0098054_23333209.jpg

[PR]
by kumatalow | 2015-11-11 23:29 | DVD | Comments(0)
乾くるみ【嫉妬事件】※ネタバレ注意
 乾くるみ氏の【嫉妬事件】読了。

 本当は氏のデビュー作【Jの神話】を読んでみたかったのだが、近隣の図書館には在庫がなく、その後立ち寄った本屋でせっかちな私はオチを先に見るというあるまじき行為をしてしまったのでお流れになった。買わなくて良かったと思っている。


 さて、嫉妬事件あらすじ。

 城林大学ミステリー研究部は、毎週土曜日の午後に部室に集まって、部員が書いたミステリ小説の犯人当てをする定例会を催すことが決まっていた。現部長の佐野──『僕』はいつも通り部室に入ると、室内からは妙な臭気が立ち込めていた。
 本棚の上に置かれた「それ」は一体誰が置いたのか?なんの目的で?



 以下、ネタバレ注意。














 読んだ直後、私の心は非常に荒れ狂った。有り体に記すと、ふざけるないい加減にしろ、下品、最低、つまらん、こんな物で金を取るんじゃない、下品、女をなんだと思っているんだ、下品、下品、下品、なんじゃそりゃ、つまらん!



 何故こんなにも下品下品と連呼するかというと、本棚の上に乗っていた異常な臭気を発するブツというのが人間の便だからである。

 この話は洒落でできている。嫉妬事件は感情の嫉妬と、【便Shit】とかけているし、犯人の女の台詞「ジ・エンペラー」と自演をかけている。

 便をめぐってああでもないこうでもないと推理する話だから、当然便などとは程遠いもっと端的な単語で表現されるのだ。それも1回じゃない、何度も。

 さすがに食欲が失せた。

 これで面白ければ文句はあるまい。だがオチときたら、最初にある程度予想できる犯人の通りであり、動機に関しても、乾氏の大好きな「男の想像もつかないようなインランなことを考えている女」そのものだったから嫌で仕方なかった。

 便が自分の頭に落ちてくることを想像して濡れる女ってなんじゃそりゃ。犯人がわかったところでカタルシスもなにもない、なにひとつとして残らない。
 調べてみると、この便事件は京大のミス研で実際に起きたことだそうな。乾氏もはじめから冗談のつもりで書き記した軽いアンチミステリのようだが氏の冗談は病的につまらないのである。


 おまけで、ミス研の部員翔子が定例会のために書いたとされる作中作も収録している。

 わざと文体を変えてなかなか面白いのだが、最後の方のミステリってのはこうで、こうだならこうなんじゃ、という博士の説教じみた台詞が文句を言うなという風に聞こえた。

 タロットシリーズの中でも天童がなかなか出しゃばるから天童好きの人にはお勧めだ。



e0098054_19052713.jpg

[PR]
by kumatalow | 2015-11-10 19:03 | 書籍 | Comments(0)
免許の更新
 免許更新の時期がやってきて、姉に最寄りの警察署へ連れてって貰った。
 免許をとってから10年。車を運転するのが嫌いな私にはペーパードライバーの扉しか開いてはいなかった。

 それでも私は粛々と更新にだけは行くのである。車の免許を更新しに、車が運転できないから運転できる人に乗せてもらって、免許の更新に行くのである。

 もはや目的と手段がブレブレで無意味にも思える。だが免許ひとつ持っておくと身分証明が楽だし、万が一乗ろう!となったときの為にあるに越したことはない。ちょうどこの間車を快適に運転している夢を見たことだし、正夢?になったらよいねという願いを込めて更新手続きをしてきた。

 親父から「高い身分証明書だ」と揶揄される季節だが私はこれからも、そっと目を閉じ、つつましく更新のみを続けていく所存である。



[PR]
by kumatalow | 2015-11-09 16:01 | 日常 | Comments(0)
ライアーゲームをもう一度
 イニシエーション・ラブのBlu-ray発売が1ヶ月を切ったということで、松田翔太さんが出ているという以外特に関係のないライアーゲームを1から見直している。

 一億円強奪~少数決ゲームの流れは息もつかせないほど面白い。原作ファンからも人気の高いゲームなのは、頭の悪い私でも理解出来る内容かつ、トリックの完成度が高いという点だろうと勝手に解釈している。

 Season1、2、Final、REBORNと経てきて、立ち返るとあらためてSeason1には別格の面白さがある。原作準拠でいまのようなクールなキャラになりきれてない秋山と、初々しい戸田恵梨香演じるナオのフレッシュさに加えて、脚本家の腕がいい。

 秋ナオが大好きだ。何度見ても萌える。私の萌えはここにある。そう確信した日だった。ちなみにBlu-rayプレイヤーもなかなかに美麗でそっちの方でも感動した。

 Twitterにも載せたけれど、1話~4話までの個人的見所をたまに落書きなど入れつつアップしておく。

その①:半同棲


e0098054_03471958.jpg



 秋ナオ萌にこれは欠かせません。なに一緒に暮らしてんの。なに熱帯魚飼ってくつろいじゃってんの。と、秋山の心理を探りながら萌えるところです。でもそれを二人とも突っ込まないのがいい。



その②:時間
 このドラマは漫画的というか、場面場面に相応しい背景を重視しているため、ときたま時間がどう流れているのかグチャグチャになっていることがある。特に初回の一億円強奪は外を歩くシーンが多いので顕著。中でも気になったのは藤沢に勝利したあと。

■ゲーム終了。午後6時にエリーが現れる。

■重いトランクを抱えながら公園を歩く秋山とナオ。景色はどう見ても朝か昼(一晩中藤沢の家にいたの!?)
しかし例の同棲部屋で一夜を過ごしたと解釈できる(布団とかなかったけど)

■ナオ、藤沢の家に引き返す(引き続き朝か昼)

■ナオ、藤沢に金を渡して公園に戻ってくる。なんと外は真っ暗。
秋山は何時間待ちぼうけていたのか。彼はトランクを置いて、ナオに5000万円を返す。

「これも藤沢に渡せ」←昼から日没までかかる距離だぞ!

■ナオ、トランクを抱えて再び藤沢の家へ。秋山はナオと反対の方角へ歩き出す。


■ナオ、秋山と一緒に家へ帰ってくる。秋山は先に帰ったんじゃなかったのか。

 のちの敗者復活戦で「俺は神崎ナオの持ち物だ」という秋山の名言があるが、本当に奴はナオの持ち物よろしく都合のいいときにどこからともなく時間も時空も無視して現れる仕様。


その③:完全山までの道のり

 Season1初期の秋山は髪型が安定しない。刑務所から出たときは茶髪に前髪がかぶったストレート。そこから髪の先にパーマをかけて、現在の独特のヘアスタイルへと進化していく。
 なので、よく見ていると途中で茶髪山が紛れ込んでしまい、ああこれは最初に撮っておいたんだなということがバレてしまう。ちなみに初期のポスターは金髪である。さすがにボツったのかこれっきり。Season2からはカツラを着用し、更にボリューミーな黒いマカロニでゴールイン。個人的にはSeason1の地毛パーマが好きである。


e0098054_03472036.jpg




その④:ヤッちゃったんですか?

 2回戦で敗退したナオが夜電話をかけると、「やることあるから」とそそくさと切ってしまう。そして15番の部屋の前で待ち受ける秋山の図──翌日、上半身裸でベッドに足を伸ばす秋山が。って、まだ秋山のことを視聴者が把握できてないからこそぶっ込めた意味なしエロ疑惑。ナオにも別に不審がられてないし、なんの為に差し込んできたのか激しく謎。


その⑤:SとM

 現在我々が馴染んでしまったドラ山は常に渋く眉間にしわを寄せ、冗談一切通じなさそうな年齢不詳の詐欺師であるが、昔のドラ山は天才だけど普通の若いお兄さんだった。
 「SかMかと聞かれたら、Mだ」という江藤の質問に馬鹿正直から大真面目に「SとMってなんですか」と聞かれ、秋山がちょっと狼狽する貴重な秋ナオが見られる。

 オフェンスとディフェンスに例えて誤魔化したのは上手かったが、更に上をいく素直っぷりに「あんまりそういうこと言わない方がいいと思うぞ」からの「やっぱり君はMだ!」なんて自分もゲームに引っ張られて変な発言をする秋山が微笑ましい。たしか原作にもあったエピソードだったような。


e0098054_03472287.jpg



その⑥:全体的に軟弱

 原作もそうだけど、神崎ナオはどんどん強くなる。信者も増えてゲームにも慣れてきて、風格が備わってくるのは喜ばしい。しかしながら見返すと、初期の頼りないナオがやっぱりかわいい。
 秋ナオ好き的にはいつまでも秋山さんに甘えてて欲しいかも。たぶん秋山もそう思ってるでしょ?でしょ?


 突然ですが以上。
[PR]
by kumatalow | 2015-11-09 03:01 | DVD | Comments(0)
  

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フォロー中のブログ
ライフログ
検索
タグ
(1)
外部リンク
ファン
ブログジャンル
日々の出来事
絵日記・イラスト
画像一覧