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【伊坂幸太郎】オー!ファーザー
 読む前はどうも縁がない作家だと思っていたが、彼の無理のない人物描写が心地よくて、ついあると手を出してしまう。

 オー!ファーザー。

 タイトルを見た時の第一印象としては、ふざけてて面白くないのかなと思った。読んでみたら多少ふざけてて、多少面白くなかった。

 ざっくり説明すると4人の父を持つ高校生由紀夫が、日常の小さな事件に巻き込まれて、やがてそれがひとつの大きな事件に発展し、4人の父親が大活躍するというポップで家族愛あふれるお話。

 伊坂幸太郎という人はシャイなのかなんなのか、素直に家族愛を描きたがらない。必ず有り得ない設定をひとつぽんと用意して、それらを隠れ蓑にしつつ訴えかけてくることはてんで平凡な人として当たり前の感情だったり、成長だったりする。読者を楽しませねばならないから凝った設定を考える、という部分が大なのだろうけれど。


 4人の父親も皆個性が溢れ過ぎるということもなく、見ていて穏やかな気持ちになれる物語である。ただ、散々レビューで言われているとおり、若干伏線回収が甘いのと、同級生の女子多恵子が鬱陶しい。途中から慣れたが序盤は本当にイライラした。

 夕闇通り探検隊というゲームがある。学校で集めた噂話を犬の散歩がてらに検証するホラーゲームだ。検証の最中に有り得ないことが起きたり、心底怖いような演出もある。でも主人公たちは時間がくれば家に帰ってきて普通に夜を過ごし、翌日には学校に行く。オー!ファーザーはそういう雰囲気を持っている。日常を捨てきらない中での大わらわ、という点が私はとても好き。

 そんなわけで傑作とは言い難いのだが、どうも憎めない。
 
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by kumatalow | 2016-08-29 02:49 | 書籍 | Comments(0)
三重の三億年変動に生きた巨大生物たち
 三重県総合博物館で、恐竜のなんかやってると姉が言うんで、ひとっ走り行ってきた(私は助手席で腕を組んでいるだけ)

 三重県の催しに強い関心がある姉はよくこういう情報を仕入れてくるのです。調べてみると、結構地元も頑張ってるから私も毎回楽しみに出かけるんだな。

 おおかた夏休みのおガキ様にむけた展示ものなんだろうと思って(おそらくセンター側もその腹づもりだ)いたのだが、結構ちゃんとしている……。パネルの説明文はなにやら小難しいガチなやつで、あまり頭が良くない私にはチンプンカンプンの助であった。

 お気楽に恐竜の骨だ~なんて大間違い。恐竜が生まれる前の石やら、生まれた後に発掘された化石やら、土やら、とにかく歴史を掘って掘って掘りまくる。三重で発見された恐竜の骨もあった。

 自分の一生なんて……これから刻まれる地球の歴史から見ると、1ページ分にも満たないんだなって愕然とした。一個の生命体として滅びゆくか進化するか、知る由もないことだが、想像力を働かせてしまう。

 すべての展示物に撮影許可が出ており、どんどんSNSで発信してね!という画期的なスタイルでした。何でもかんでもシェアしたがるリア充どもは是非デートに行ってみてください。


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メガロドン。こんな巨大ザメに襲われたら喰われる前に心臓止まる。

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 で、買った土産が今回のコンセプトとあまり関係がないっていう。

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 特にこれ。中見てないけどどうやって遊ぶん!?という好奇心で買ってしまった。おそらく一生使うことはないだろう。

 ちなみにこの日は姉の誕生日でした。おめでとう!
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by kumatalow | 2016-08-29 02:19 | 日常 | Comments(0)
人生初ウナギ
 土用の丑の日は華麗にスルーしたのに、何を思ったか母がウナギを買ってきた。

 人生初ウナギ。

 我が家の食の主導権は父にあり、彼の嫌いな食べ物は食卓に並ばない。魚系がすべて駄目というのだから、土用の丑だろうがウナギの大安売りだろうが食べる機会なんてなかったのだ。そして私も魚介類が苦手だったから、食べたいなどと思ったこともなかった。

 が、ここ最近になって魚の美味さに目覚めた、急に。年を食ったせいだと思われる。目覚めてから一度は食べてみたいなあとひそかに夢見ていたが、縁がないかなと諦めていた。

「人生初ウナギ!」興奮した私は「美味いかな?」と言った。すると、目の前で違うおかずをつついていた父が一言。

「美味いよ」

 …………食べたことが、あるのかい?

「あるよ。美味いよ」

 裏切り者が出たぞォオー!(実質何も裏切られちゃいないがそのように感じた)

 これに驚いたのは母だった。当然「あんたも食べる?」という台詞が出る。父は首を横に振った。

「食べない。この先一生食べる気はない」

 何だこいつ。やっぱ嫌いなんじゃねえかよ。

 地味なひと悶着があり、ようやくウナギは私の口に入った。う、う、美味い! ほろっと柔らかくて、タレの甘味が────最高に美味い! ご飯に合う! 恐れていた骨もない! 

 ああ、もったいないことをした。もっと早く食べたかったな。

 この調子で大嫌いなイカやらエビやら貝やらカレーにもある日突然目覚めたりしないかなと期待している。食べられる者が少ない人間は、外へ出た時に他人の足を引っ張るからな。かと言って嫌いなものに金は出したくないし。

 私のレベル上げはまだまだ続く。

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by kumatalow | 2016-08-18 00:27 | 日常 | Comments(0)
祖母のお見舞い&本を買う
 今日は休みだったから、入院している祖母のお見舞いに行ってきた。祖母は末期がんの影響で絶飲食。チューブを体に繋いで飲まず食わずで寝かされており、おまけに数年前から認知症を発症してという満身創痍と言っても過言でない状況である。

 ところが最近どうも調子がいいようで(本人的には辛いかもしれない)顔色も良く、意識もある。何より嬉しいのが認知症の症状が和らいでいて、言葉をかけると首振り動作で返事がある!認知症患者特有の目つきではない優しい顔になっているのだ。たまに笑う。グループホームにいた頃では考えられなかったことだ。お見舞いのし甲斐もあるというものだ。

 ひとまずは今日、明日どうこうという事態にはならなさそうで安心した。これからも休みがあれば極力通って顔を見よう。


 そしてそして、以前立ち読みしたまま買わずに帰ってしまい、また読みたくなってイオンの書店に行ったらなくて無念だった本を、立ち読みした店に寄る機会があったのでゲッツ。

「向日葵の咲かない夏」

 カラスの親指で知った道尾秀介作。どうもこちらの方が作品の認知度は高いようである。イオンの書店にはなかったけど? 私の大好きな、【叙述トリックが素晴らしい作品】の中に選出されていた。秀逸な作品だと! イオンの書店にはなかったけど?

 何はともあれウッホウッホ。向日葵の咲かない夏を置いていなかった書店で買った、伊坂幸太郎の「オー!ファーザー」と並行して読んで行こうと思う。

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 ちょっと嬉しかったのは、自分が立ち読みした箇所に挟んだ栞がそのままだったこと。人の手に触れられた回数が少ないと見た。あまりベタベタ触りまくられた本は買いたくないのだ。誰でもそうだと思うけど。


 さあ読むよ!!


 休みが、終わっていく。
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by kumatalow | 2016-08-17 02:32 | 日常 | Comments(0)
  

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
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