サボテンの塒

 玉彩★Ca劇団31回公演「サボテンの塒」がいよいよ本番。最終回を見に行ってきた。

 

 今回の公演にはいつもと違うワクワクが私にもあって、というのは今回の脚本はなんと私の書いた小説の後日談なのである。ズルズル説明すると、まず【ヤンデレラ】という大元の小説が合って、それの【おまけ】の【テネブライ】という話の【後日談】それが【サボテンの塒】というわけだ。


 私の書いた小説はマンションが舞台なのだが、後日談でどうしてサボテンになるのか。それはポスターで全部説明されている。まずあちこちに手足を伸ばすサボテンの姿が階層を増すマンションと重なる部分がある着想から、シルエットはマンションになっている(本編を見るとそれだけではないのだが)。いわくつきのオーラに取り込まれた住人たちを表すホラーテイストなタッチで、でもよく見たらふざけてないか? と思うような箇所もあり、つまり玉彩ですよってことが端的に表されているめちゃ宣伝効果のあるポスターなのだ。




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 さて、本編のストーリーはというと。

 マンション【テネブライ】では住人がひょんなことから大家を殺してしまい、大金を奪いあった末にほぼ全滅した殺人事件があった。あれから15年、古びたマンションは【サンシャイン】と名を変えており、良く言えば平凡、悪く言えばパっとしない住人がひっそりと暮らしている。引っ越して8年間、入居者過疎により延々と組長をやり続けながら家賃も滞納し続けるテルオ、帰宅すると必ず通路の電気が消えていて、飼い猫の挙動不審が気になるマハラ、エレベーターの不調で3日分もゴミ出しに失敗しているサブカル色強めのミミコ。


 そんな彼らをまとめるつもりがまとめきれない、惰性でマンションを預かる身となっているお飾り管理人スグル。

 これらのちょっとした異常は本当にマンションが古いから? それとも? 悪霊の塒になっているから……? 

 マンションの上下を縦横無尽に行き来する住人の住人による住人のための戦い、ホラーコメディサスペンスアドベンチャーが幕を開ける!!

 いや、もう笑いっぱなしの70分だった。自慢ではないが私は笑わない。どんな腕利きの芸人がいろいろやったって爆笑の渦はそうそう起こらない。最初は周りのお客の目を気にして声を出さないようにしていたんだが、途中から全然我慢ができなくなってずーーっと笑ってた。天才だと思う。


 あと出しになってしまって申し訳ないが実は小説としてテネブライには後日談と言えるものがある。事件の登場人物が実際にマンションに戻って怪奇現象に遭うのだが、事件から5年ほどしか経っておらず特に面白いこともない。住処というより人間の後日談なので、マンションは形ばかりに利用されたのだ。


 サボテンの塒はマンションの後日談である。名前を入れ替え、中身(住人)を入れ替え、生まれ変わろうとしている姿にぐっときた。これは私ならではの目線だと自覚している。私の小説は結構世界観がつながっていて、全然違う話でも別の作品にとっては後日談であることが多い。テネブライという物語が、私の大好きな人たちによって地続きにその先の世界が作られたこと、本当に心から嬉しい。「ワシなんてお飾り管理人じゃもん」のセリフまんま使ってくれたのめちゃくちゃ感動しました。


 原案様でございな主張はここまでだ。で、まあ、その後日談がとにかく面白かったのだ。個性的な住人たちなんだ。色々謎の多いマンションなんだ。でも、でも……


 みんな庶民なんだ(笑)


 これよwww玉彩の持ち味よwwwwみーんなその辺にあるもので済ませちゃうのwwwwwなんだよ回覧板ってwwwなんだよとんがりコーンってwwwホウキ全然役に立ってないじゃん……って斧の代わりかーいwwwwwww


 これも玉彩の持ち味なんだけど、必ず正義は勝つんだよね。どこか特撮ヒーローっぽいというか、間にいろいろなテイストを盛り込みながらも、最終的に力を合わせて悪を倒す。その悪っていうのはなんでもいいわけさ。壊れた電気やエレベーターでも、滞納した家賃でも。日常に潜む不満をこういう形で発散する大人の努力というか、遊び心がすごくいい。



 で、皆さんそうやってふざけているけど過去何回も言った通り、演技に関してはノリじゃなくて(悪乗りした臭い場面ありましたがw)結構技巧派なのね。綿密な打ち合わせのもとに組み立てている。ホラーはホラーでやろうとするもんで、途中の昔語りや、終盤の塒争いのところ、怖かった。あのメリハリは驚く。照明の赤も怖かったし音楽の使いどころも盛り上がった。多少雑ながら有名作品のパロディを次々とぶっ込んできて飽きる暇がない。


 ほんとにほんとにほんっとに面白かったの。面白いが細かすぎて全部言い切れないのが悔しい。



 脚本化するにあたって随分苦労されたようで、私はというとワーイ嬉しいありがとうと喜ぶばかりで特に手を貸すといったようなことはせず、ひたすらに本番を首を長くして待っていただけである。なのに前説ではあんな丁寧に紹介してくれて、いっちょ噛みした気分だけ味合わせてくれるんだから憎い。



 ちょっと続きがありそうな終わり方も嬉しかったり。宇宙人編楽しみにしてますよ、なんちて。


 玉彩さん大好き。お疲れ様でした♪




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# by kumatalow | 2018-12-02 23:40 | 日常 | Comments(0)
忘年会2018
 私が参加するようになって早4回目の、ソフトバレーチームの忘年会が開催された。

 年上と飲むといいこともあるけどやっぱり下世話なところもあって、親の前で将来のことなどやたら突っ込まれたりするから実を言うと年々面倒に感じていた。酒飲めないし。
 が、今年は年配特有の煩わしさではなく、酒飲みという種族の煩わしさを痛感する会となった。

 私は、どういうわけか年下の相手が下手くそなこの私を慕ってくれる中学生女子(もちろん保護者同伴ですよ!)と隣に座って、飲めない者同士ソフトドリンク制覇しようぜというちっぽけな目標を掲げてわりかし愉快な時間を過ごしていた。催し自体も久しぶりに来てくれた人の近況、これからのチームのこと、その他もろもろの笑い話を交えながら楽しいものだったのだ。

 なぜ急にあんな展開になったのかいまもって全くわからないのだが、飲み放題のオーダーもストップして、さあぼちぼち終わろうかい? というところで、急に先日の練習の連絡網について酔っ払いが管を巻き始めた。ここに書いたところで読んだ人にもなんのこっちゃわからないだろうから割愛するけれども、まあまあの行き違いだ。小さなことだがずっと心に引っかかっていて、酒の力で本音が出たと思われる。そこである一人を結果攻撃した形になってしまい、場内のムードがおかしくなった。平凡な言い方をするとお通夜だ。

 宥めてもすかしても、終わりを迎えたかに見えても「でもさ……」とまた同じ話に戻ってくる。言われた人は素面だから当然凹んでいる。なんだこれはどうするんだ。全員が不安にとらわれたとき、

「帰ろか」

 と、ある人が発した。

 待ってましたーーーーーーーーー!

 その瞬間、全員が一斉に立ち上がり、上着を羽織り鞄をとり、風の速さで靴を履いてバラッバラで店を飛び出した。お決まりの一本締めも今年もお疲れ様でした来年もヨロシクもなかった。私は凹んでしまった人に同情すると同時にうすみっともない忘年会に心の中で草を生やしまくった。
 冷たい夜気に身を縮めながら、凹んでしまった人への慰め会が急遽行われ、なんとか励まして解散となった。楽しい忘年会だったはずなのに、酒が入るとこういう形で壊れることもある。普段だったら絶対に口にしなかったろうし、理性が働くから上手な言い方もできたろう。あんな何度も繰り返すこともなかったろう。普段のその人の人格を知っているだけにそれがアリアリとわかり、酒を飲むこと、酔っぱらうことより、酔っ払いを見ているのは想像以上に苦痛だと知った。今回のように絡み酒ではなくとも、あの一種異常なハイテンションは不気味に映る。

 だから私は飲み会より、お洒落な店で素面で美味しいご飯を食べるほうが好みかな♪
 
 今度は新年会があるらしいが……どうなる!?笑


 チャイナブルーというノンアルコールがとっても素敵。まるで北極の海みたい。甘くておいしい。

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# by kumatalow | 2018-12-01 23:59 | 日常 | Comments(0)
誕生日2018
 今日誕生日でした(くどい)

 毎年誕生日は有給を使ってでも休むことにしている。自分が生まれためでたい日にまで仕事で疲れたり変な客に絡まれたりするのが嫌だからだ。ほんの1ミリでも気分悪くなりたくないがため、社会人になってただの一度も誕生日は仕事をしなかった。
 が、今年は少し諸事情があって、誕生日の翌日を休むことになった。案の定というかここぞとばかりの時間変更&残業で顔が鬼瓦になる寸前である。
 ところが、やっぱり誕生日というやつは最高にハッピーな出来事を運んでくる。

 まず朝起きて、同僚そして友人のYちゃんからおめでとうLINEが届いていた!! 毎年くれるのだ……。私は、去年も今年も……彼女になにもしてやらなかったというのに……。なんてマメなお人なのだろう。本当に嬉しかった。
 昼には休憩時間にロッカーに行くと、なにやら見慣れぬ小さな紙袋が……

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 なな、なんと。
 同僚そして友人のTちゃんがわざわざお休みのところ店にやってきて、そっと……なにも言わず、そっと……プレゼントを置いて行ってくれたのだ……。
 私の友だちはみんなマメで女子力が高い。当然のことながら、私は去年も今年もTちゃんの誕生日に何もしていない。祝いの言葉さえ述べたかどうか怪しいものである。来年こそは二人のために盛大にやらかしたいと思う。

 こんなにも良くしてくれる友だちがいる職場で、ひとり鬼瓦はいただけない。こうなったらと会う人会う人に「今日誕生日なんですよ」と話しかけて「おめでとう」を片っ端から搾取した。言うだけならタダだからいいだろう。私が本日おめでとうを搾取した人たちのために、今後なにか恩返しをすることはおそらくないだろう。


 家に帰ると大好物のピザが待ち受けているのはもうわかっていた。私はピザに狂う。好きで好きで仕方がない。ピザはピザでも本場イタリアのお洒落なピザじゃなくて、アメリカ人がヘッドホンしてゲームやパソコンやりながら作業の合間にむさぼる系のピザが特に好きだ。コーラと合う。さらに親父がファミマで大好物のファミチキを大量に買ってきてくれたのでさあ大変! ど、ど、どうしよ~! アメリカ人になっちゃう~! いいえ、ただの太った日本人です。

 お楽しみのケーキはこちらっ……こちらっ……。

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 蝋燭の光に照らされたティッシュは視界に入れないように。
 Happy Birthday……SATOMI……。
 写真じゃわかりにくいけどかなり大きいケーキなのだ。冷蔵庫に入りきらないくらいの。ピザにも狂うがケーキにも狂っている。切り分けてあって味付けにこだわってるやつじゃなくて、ドッカン生クリームドッカン苺! ドッカンスポンジ! で構成されたホールケーキにかぶりつくのがなによりの楽しみだ。

 いただきまーす!

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 久しぶりにウォーキングデッド見ながら食べるケーキは最高だった。彼、好きだったのに死んで残念だ。しかしあのタイミングで反撃して、そのあとの追撃も遅いし十分な返り討ちにあったし、相手方はなにがしたかったのだろう。彼を殺して満足する演出に疑問がわいた。まあ最初の強そうオーラ消えてだっさいいつ消えても問題なさそうなビジュアルに変化してたからちょっと怪しいとは思った。そんなことを考えながら、誕生日の夜は更けていった。

 ちなみに家族からの誕生日プレゼントはパソコンです!
 そう、まさにいまこれをそれ(指示語祭り)で打っているのです。Joshinの福袋の余りっぽいやつで安くなっていた。小さめで私の理想にピッタリ。これでますます作業が快適になった!

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 最初はポメラ。そしてタブレット用キーボード。ついにパソコン。どんどん進化している。
 それと反比例して小説は以前ほど書いていないのだ。スランプではない。単純に持久力とネタが枯渇して自分に限界を感じている。ただそれだけなのだ。いずれ復活するだろう。

 誕生日は本当に毎年いろいろな人にたくさんのことをして貰えるから有難い。とてもとても感謝している。日頃から少しでも返していけばいいのに、気がついたら一年経っていてまた祝われている自分がいるのだ。

 Twitterでお祝いリプくれた人も、(Twitter民はブログ見てないかもだけど)ありがとうございました! ニヤニヤしちゃったよ。


 明日は休みだ! 満喫するぞ!
 


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# by kumatalow | 2018-11-26 23:59 | 日常 | Comments(2)
日課
 毎朝録音したイビキを音量最大でじっくり聞いてから起き上がることがひそかな楽しみである。

 目覚ましのアプリに録音できる機能がついていて、睡眠の深さや長さやイビキをデータ化してくれる。そこで初めて自分がとんでもないイビキをかいていることを知った。

 喉の奥なのか鼻からなのかわからない微妙なトーンで、息を吸い込むときも深呼吸かってくらい「ッハァー!」って吸ってる。そんで吐き出すときに「ゴォオー!ブォオオオ!」っていう。

 それがなぜか真夜中ではなくて大体明け方の4時~5時の間ばかり。

 朝起きてノイズグラフが気持ち悪いくらい規則正しくギザギザに刻まれてると、うわーまたかいてたんだなーとウンザリすると同時に「ウホ! 今日も大漁♪」とテンション上がってる自分がいる。

 まあ扁桃腺が大きいと仰向けになったとき当然気道が塞がるよね。私は生まれつき扁桃腺がかなり大きいので、切除すればおそらく改善するような気がしてる。

 なのに何も対策はしないで、朝は目覚めるなり耳に押し当て、みっともないイビキをじっくりねっちょり聴いて一喜一憂する。そうして、私の1日が始まる。

 あ、今日誕生日です。

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# by kumatalow | 2018-11-26 13:44 | 日常 | Comments(0)
笑顔の裏に隠した涙
 スキニーパンツのファスナーが開いてくる。

 私はデブだが計算高いデブなので、無理してきついパンツを穿いたりしない。スキニーの中でもゴムがふんだんにきいていて、ちゃんと尻のデカさと足の太さにあったものを選ぶ。そのうち痩せるつもりだから~って可愛いミニサイズを青田買いするのは金をドブに捨てるようなものだ。

 ファスナーは普通にしまる。スルーっとなんの抵抗もなくしまり、スルーっとなんの抵抗もなく開いてくる。

 いやイカンでしょ開いてくるのは。

 いくらグローバル化で地球の裏側の人と目を見て話せる時代に突入したからって、社会の窓までグローバルにする必要はない。

 あきらかに腹肉で圧迫していたり、座った状態で押されて……とかならまだしも、普通に歩いてるだけでズルズル下がってくるもんだから困る。やる気あんの?

 ひそかに壁の後ろに回って態勢を立て直してる瞬間の情けなさと言ったらない。

 で、どうしたらいい?
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# by kumatalow | 2018-10-04 20:28 | 日常 | Comments(0)
世界バレー2018
 始まりましたな!

 世界柔道と並んで私がかなり楽しみにしているスポーツの大会だ。今年も始まったか~世代も変わったし今年はもういいかな~なんて直前まで思ってても始まるとテレビの前から離れられん。

 スター選手だった木村沙織が引退し、新たに黒後さんという二十歳の選手を迎えたそうで。これがまた活きが良くて元気で、スパイク打つときの重さやスイングのスピードは木村以上なんじゃないだろうか。素人判断だから今日の占い程度に考えてくださいね。

 全日本デビューしたときの木村もこんな感じだった。世界の強豪相手にも飄々と立ち向かい、あっさりサービスエース決めたりテクニック見せつけたり、「この子は持っている」と誰もが思ったものだ。


 たった数行の思い出語りで自分の老いのようなものが過ぎったので何食わぬ顔で現在に話を戻すことにする。黒後さんはいまはまだ怖いもの知らずで向かっていけるだろうが、そのうちすぐ研究対象にされて徹底的に世界から虐め抜かれる未来が待っているだろう。めげずに跳ね飛ばして欲しい。

 さらに今回は選手だけではなく、中田久美監督の采配にもかなり注目してしまう。中田監督は言わずと知れた鬼軍曹で、ただ厳しいだけではなくて久光を一年で優勝に導いた名将というじゃないか。たしかに強くなった気がした。レシーブ力とサーブの加減に変化が見られた気がする。日本のバレーは拾って繋いでが要だものね! 今日見た限りだとセッターにまだ不安視される部分があるが、そこは元天才セッター中田監督なので、なんか、なんかして上手いことやってくれるだろう。バイオ4のレオン・S・ケネディを彷彿とさせるアッシュ系のマッシュルームカットから覗く目が怖いのなんの……彼女が喜んだりふと笑顔のようなものを見せると滅茶苦茶ホッとしている視聴者がここにいる。

 さて、話の規模を1000倍ほど縮めまして、約ひと月前に人生初の捻挫をしたのだが。

 腫れもなく痛みも順調に引いているにも関わらず、なんとなく違和感だけが残る結果となった。正座をするときにちょっとだけ痛かったりとか、朝起きたとき鈍さがあったりとか、ものすごく小規模な、一般の違和感とお付き合いさせていただいております。

 これでは全力でプレーできないということで、足首を固定するサポーターを買った。バレー特にアタッカー経験者はかなり小さい頃から馴染みがあるのではないかと思われる、黒くてマジックテープがやたらくっついてるアレ。

 装着してみると足へのフォローが全然違う! と歴戦の勇どもが目を輝かせて言うもんだから私もその気になった。早速つけてみるべしと部屋で試し履きしようと思ったらやり方が全然わからなかった。

 説明書見てもまったくわからない。惜しいところまでいったけど見本みたいにロゴが前に来ない。四苦八苦してるうちにベルトが全部とれてぐちゃぐちゃになった。ヤバい。こうなったら戻れない。明日練習があるのに。これを履こうと思ったら、人前でぐちゃぐちゃになったサポーターを見せて「やり方教えて(はぁと)」とおねだりをしなければならない。


 戦々恐々とした気持ちで、乱れたサポーターはスポーツバッグに押し込んである。


 そんなことをしても、明日は必ずやってくるんだよ……。

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# by kumatalow | 2018-09-30 23:59 | 日常 | Comments(0)
くるべ古代歴史館
 自宅からほど近いところ、自転車で余裕でいける距離に久留倍官衙遺跡という、国指定史跡が存在する。そこの歴史館【くるべ古代歴史館】に遊びに行ってきた。

 外観はこのような感じ。
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 ちなみにこれはれっきとしたパンフレットの写真である。どんよりとした空模様、水たまりが乾ききっていないコンクリ。ぴしゃんぴしゃんに閉じられたドア。がっちり下がったブラインド。ただの民家と見まごうばかりの、まったく見せる気も魅せる気もない非常に気まずい写真を宣材に使う微笑ましい歴史館だ。

 到着するとまず歴史館の規模とは比べものにならない広さの駐車場におののく。バスが二台は停まれるが、バスで大勢乗せてきたところで歴史館に全員入ったら酸欠で死ぬ。じゃなんのためにこんな広いの作ったのかっていうと、実は歴史館から遊歩道が伸びて、遺跡公園へ繋がっているのだ。一部が絶賛工事中らしかったから私は行かなかったが、おそらくメインの見せ場は歴史館ではなくこの公園なのだ。きっと。

 入って正面に受付。若い男性職員が件のパンフレットを配る。

「いくらですか?」
「無料です」

 国指定だから運営は国ということになるのか? だから無料なのか? よくわからないが、示された右手に展示室がある。展示室前で出迎えてくれるのは、奈良時代の戦士だった。
 見よ、この勇ましいすg

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 え? ファスナーのついた靴履いてらっしゃる!?

 当時の靴がなかったのだろう。無料だから、ご愛嬌だ。

 メイン展示室は少し広い一軒家のリビングくらいの広さで、中央の模型を囲うように壁際に展示物やパネルが並ぶ。モニターが二台あり、ボタンを押すと久留倍遺跡が歴史的にどういう関わり方をしたのかを説明してくれる。

 私たちの前に先客がいた。六十代くらいの男性で、自前の資料を片手に、似たような年代のオジサンを掴まえて2人してああでもないこうでもないと思想に花を咲かせている。
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 奈良時代の姫君と殿方に見守られながら、音声ボタンをプッシュ!

モニター「壬申の乱にて、大海人皇子g」
おっさんズ「するとアレっていうのはあ!」「それはですなあ!」
モニター「……して、……たのです。久留倍遺跡は歴史的遺産としてとても貴重なんですよ♪」

 無料だから、ご愛嬌だ。それにボタンはひとつではない。今度は聖武天皇行幸に関わったらしいぞどうやって関わったんだ? 聞かせてくれよプッシュ!

モニター「疫病がはy」
おっさんA「それはちょっとわかりませんなあ! おーい! Cくん(事務所にいた若い男性スタッフ)!!」
Cくん「はーい! あ、それはですねえ……」
おっさんB「なるほど!」

 ワイワイガヤガヤ!

モニター「……というわけで、久留倍遺跡は歴史的遺産としてとても貴重なんですよ♪」

 無料だから、ご愛嬌だ。

 メインといえる展示室はこのワンフロアのみで、隣の部屋は研修室と名づけられており、様々な体験コーナーが企画されるらしい。らしいというのは、この日は講師不在の日で、室内は静まりかえり、猫の子一匹いやしなかったのだ。着付けの衣装もかけっぱなしで触りたい放題(触ってないですよ)。係の者が飛んでくる気配もなかった。つまり、本当の本当にひと部屋だけ見て帰ってきたというわけだ。でも近いから、いつかもう一度足を運んでモニターの音声をしっかり聴いてきたいと思う。


 ちなみに休館日がかなり多いため、行かれる予定がある方はぜひカレンダーを念入りにチェックすることをオススメする。

 曇り空のパンフレット、休みまくり、工事やりかけてる公園。凄い遺跡なのにすべてがちぐはぐでセンスの感じられない運営加減が憎めなくて微笑ましい歴史館。

 無料だから、ご愛嬌だ。



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# by kumatalow | 2018-09-27 12:00 | 日常 | Comments(0)
厄払いには意味がある
 年明けに厄払いに行ったにも関わらず、我が家で再び厄落としの話題が持ち上がったのは、父の新車に原因不明の傷ができたことだった。

 それがなくとも、去年あたりからごたついた出来事が続いていたと、あとから考えてみると思う。祖父の死に始まり、身内からの絶縁、裁判沙汰、今年に入ってからは私の残業(ちゃっかり入れてみた)、捻挫、それから姉が可愛がっていたペットのインコが外へ飛んでいった。そして車の傷だ。

 小さなことから大変ショックなことまで、フォーカスしてみるといろいろあった。ただどれもこれも未曾有というよりは“大変だけどあり得る範囲かな”と流せるものが多かった。なので今回の厄払いも、新車にしたばかりだから行っておこうという程度のものだったようだ。

 開運厄除・交通安全に名高いというと、私たちの住んでいる場所から行ける範囲では、滋賀県の田村神社がある。
 主祭神は坂上田村麻呂。平安初期の征夷大将軍で、【都から伊勢への参宮ルート、鈴鹿峠に出没する悪鬼を倒した】、【厄除けの大祈祷を行ったことにより作物が実った】などの功績と霊験を讃えられ、交通安全と厄除けの神として崇められるようになったとされる。


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 というわけで両親が二人で厄除けに行ったのが昨日。
 そこで母が実は本厄であることが発覚した。私たちが普段厄払いに訪れる神社の看板には書かれていなかったのだが、田村神社には還暦の厄年について書かれていたのだ。さすが厄のスペシャリストというべきか。母は今年60になるので本厄となり、私と父の後厄合わせて厄まみれ。もう少しで厄のロイヤルストレートフラッシュが完成する。

 去年も今年の厄払いでもゲスト面で私たち後厄に世話を焼いていたくせに、自分は巨大な本厄を引っさげて日々を暮らしていたのだから呆れたもんだ。

 そこで冒頭のように振り返ってみると、大きなバタバタはわりと母絡みであることが多かったのだ。
 インコが飛んだのも母親の行動がきっかけだった。

 こじつけようと思えばいくらでもこじつけられるし、偶然と思えばそうなのかもしれない。私としては実は本厄だったと聞かされたとき、全てではないにしろ、あーやっぱり厄払いというのは大事なんだなと思った。

 で、なんでまた翌日に家族総出で行ったのか。なんのことはない、目をつけた簡易神棚を買ってくるのを忘れたからだそうだ。だったらついでに古いお守りも持って行こうぜということで、私と姉も参加した。日を置かずにしかも人数増やして現れてなんだこいつらと社務所の人に思われていないことを祈る。


 神社という場所はいい。行くだけで心が落ち着くし、大きくて広い袖の中にすっぽり入れて護られているような気持ちになる。時折聞こえてくるせせらぎの音、虫の声、葉の擦れ合うざわめきもすべてがいい。広い神社から一歩逸れると自然の川に繋がっていて、清流が一望できた。


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 山の天気は非常に変わりやすく到着したときは雨が降っていたのだが、最後には美しい青空になったのだ!

 神様に微笑まれているようで嬉しくなる。



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# by kumatalow | 2018-09-17 16:24 | 日常 | Comments(0)
響ーHIBIKIー
『響ーHIBIKIー』観賞。

 原題は『響~小説家になるための方法~』

 筋金入りの小説好き女子高生・鮎喰響が試みに送った一本の小説が編集の目に止まり、やがて賞レースにまで上り詰めていく過程の中で、同じように作家を目指す者達との触れ合いや掛け合いで響の小説とはなんたるかに対するスタンスを示しながら、創作者が抱える弱さ、脆さ、醜さ、ジレンマに喝を入れていく物語である。

 響の喝にカタルシスを感じたり力を得たりできる人には面白い。

 おそらく狙い所はチートヒロインが有り得ない方法で常識にビンタする必殺仕事人仕様で、その中で大事なこともちょいちょい訴えたい。というところなのだろうけど、仕事人は悪人が対象だから成立するのだ。

 絶対に存在しないファンタジー娘に、絶対に勝てる位置から現実がぶん殴られるっていうのは、こりゃもう宇宙人の侵略と変わらないでしょう。被害にあわれた作家、関係者の皆様ご苦労さまでした。

 響以外の編集の雰囲気や作家のタイプはいろいろで見ていて楽しめた。特に小栗旬なんて切なすぎて。汚い部屋で大きな背中丸めて涙を流しながらパソコンに向かい、仏壇に新刊を供えて吉報を待つ……。

 あと、新人賞スピーチが響にメチャクチャにされてケチがつき、怒りながらもどこか寂しげな柳楽優弥の横顔……って、銀魂じゃねえか!www最近銀魂2見たばかりだから銀さんと土方にしか見えんかった。泣かせにきてんのか笑わせにきてんのか。

 こうやってやいやい言われない為に作者も響のように作品に説得力を持たせて黙らせてはどうだろうか。

 おそらく散々指摘されているであろう、「お伽の庭」の本文を作ってみるとか……(笑)



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# by kumatalow | 2018-09-17 03:53 | 映画 | Comments(0)
いつも心にピース綾部
 最近ニッコニコのお天気で気持ちのいい日! というのを味わっていないように感じるのは気のせいだろうか。

 雨は嫌いではないのだが、降りもしないモヤッとした灰色の日が続くとさすがに日光浴したいなと思う。

 湿気があると気分が落ちるし、悪いこと嫌なことばかり考えてそっちにばかり目を向けるものだから、ちょっとした嫌なことが体感としてスゲー不幸な出来事になってしまうからいけない。

 なるべくすべての出来事を茶化して過ごそうと企んでいる。
 さて、あるところに電話をかける用事があって、今朝から一大決心を固めたのだ。

 私は大の電話嫌いである。というか、知らない人間とコンタクトを取りたくないのである。電話だろうが対面だろうが、係の者に頼るくらいなら死ぬまでその情報は必要ないと思ってしまう厄介なタイプである。

 どうしても避けて通れぬ事案だったため、家族や友人にかけるような心境で挑むことにした。なんなら自分はこの日電話をかけるために生まれてきたのだと。知らない人間ともすぐに友だちになれるピース綾部になった心境で挑んでみんとした。

 結果として滞りなく済んだのだが、大事な一点を聞き逃すという致命的失態を犯し、ミッションは幕を閉じた。

 だが私は脳内にピース綾部を飼うことにしたので、電話なんてへのカッパだ。そうでもないけどそういう設定になったのだ、今日から。


 どこまでも自分に甘い私に、先日同僚がくれたお菓子の名言が光る。

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# by kumatalow | 2018-09-14 10:23 | 日常 | Comments(0)
  

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
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