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SAKURA千年紀

KOTOKOライブツアー~初!三重!~

 もう1週間前の出来事になってしまう!
 書こう書こうなんて思っているうちに1週間経った。この1週間何をしてたか全く思い出せない。ただただ無為に過ごし、日曜日楽しかったな~なんて思っているうちに再び日曜日が巡ってきた。
 過去何度か登場しているKOTOKOのライブに行ってきた。
 だが今回は特別なのだ。1つはライブツアーの中に地元の県が組み込まれ、初めて県内で見れたこと。そしてメンバーが大体姉と友人のSashaさん。二人か三人か、の中に今回はぴよりくさんという姉の日ナレ時代からのご友人が参戦した。


 昼から親睦会も兼ねてファミレスで飯を食う。今回Sashaさんとぴよりくさんは初対面だったが、二人には全く恐れ入る。私は初対面の人と一回飯を食ったくらいでは仲良くなる自信は皆無だ。せいぜい初対面から二対面の知人にステップアップするのが関の山だ。


 二人はまるで十年来の友のようだった。良かった良かった。私もこの流れに便乗し、Sashaさんを掴まえて、一人で喚いているしかなかった声優・村瀬氏の好感度について唾を飛ばした。迷惑この上ない。


 小雨のちらつく肌寒い日となったが、会場の熱気は過去何度も記してきた通り熱い。そして相変わらず可愛らしい衣装に身を包み、生とは思えないような高音を轟かしたKOTOKOもまた熱くて綺麗だった。およそ年齢の予想はつくものの、口に出すのも野暮ったいくらい彼女は元気で若かった。
 不思議と元気が貰える稀有な人である。


 失敗したのは最後にドリンクを渡される際、チケットを出しているにも関わらず私の両側から人が集まり、真ん中に立ち尽くす私があたかも順番抜かしをしたようなテイになってしまい、(誰も悪くはない)受け渡しに時間を食ってしまったことである。
 熱とオタクに挟まれる私の視界前方に、姉の頭がゆらゆら見える。ああ、置いていかれる。極度のヘタレである私は初めての場所で置いてきぼりになると顔が暗くなる。無になって堪えた。


 喚声が上がった。階段から別れを惜しんだ筈のKOTOKOが降りてくる。
 道理で中々列が進まないと思ったら、今から出口で握手会が催されるのだ。目を殺して死んでいた癖に、私は素早くドリンクで付着した水滴を拭って右手を浄めた。



「後で握手もできるからね」


 そういえば、彼女チラッと言っていた。どうせファンクラブ限定だろと勝手に決めていた。これはいかん、急いでコメントを考えねばならぬ。どうにかしてこの数時間の感動を一言にまとめよう。
 私は騎手のように必死に我が尻に鞭をくれた。ほら考えろ、お前は仮にも文章を作るのが好きではないか、上手いことまとめやがれ。



「凄く感動しました」




 どうだ。人間素直で率直が一番だ。

 私のクソみたいなコメントはどうでもよい。肝心なのは、KOTOKOの手がとっても柔らかかったこと。きっといいニベアを使っているんだろう。

 やりきった顔で現れた私を皆が待っていた(出遅れたからね)。


 帰りに腹ごしらえをして、長いようで短かった1日から、我々は清々しく解散した。
 思いの外友達の輪が広がって嬉しい。きっとまた会おう、と固く約束をして別れたのである。



 仲良きことは、美しきかな。
 KOTOKOにもまた会いに行くよ。




by kumatalow | 2015-03-01 13:48 | 日常