【伊坂幸太郎】陽気なギャングが地球を回す
 やっと読めた!

 4人の特殊能力かつ個性を持った銀行強盗たちが、盗んだ金を他人に奪われ、取り返そうと首を突っ込んでしまったことにより、事件の謎を突き止めてしまう軽妙痛快時々しょうもないライトミステリ。

 何も考えず頭空っぽにして読める。感情移入なんて必要ない。こいつらすげえなあとか、馬鹿だなあとか、他人事のようにニヤニヤと世界観を楽しめばいい。感情を豊かに描かない、人物を記号みたいに扱う小説はあまり好みではないのだけど、この人たちはとにかくお喋り。4人でひたすら会話の応酬を繰り広げる。ドラマもそうだけど台詞量、掛け合い量の多い作品は面白い。くだらないやり取りのようでいて、それが彼らという人間を掘り下げる手段になっている。

 また私は「庶民的な悪党」というものにもの凄く興味を示すタチで、表ではバツイチの親父であり主婦である。4人が初めて出会ったのが映画館というエピソードがそれをよく表していて大好きだ。

 ただ、伊坂作品を立て続けに読んでいくと、大体が同じ流れというか、事件の規模や出てくるキャラも似ていることが多いので、新鮮というより伊坂節だなと感じた。読み慣れた人が読むと味気ない思いをするかもしれない。

 ちなみに映画版は妙な恋愛設定を入れていたようだが、原作はそうではないとわかって良かった。実写オリジナルって本当にいいことがないな。
 続編も買った! 早く読みたいな( ´∀`)

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by kumatalow | 2017-01-26 22:33 | 書籍 | Comments(0)

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