【古野まほろ】セーラー服と黙示録
 古野まほろという作家を知ったきっかけは、彼がTwitterで起こしたある出来事に他ならない。私は自分から未知の作家を開拓するタイプではないのでこういうことでもなければ知る由もない。

 その出来事の最中での発言が、作家として言ってはいかんラインを軽く越えていて、案の定メラメラと燃え上がったので、そこまで言うならどんな話を書いてるのか読んでみようじゃないかとなった次第だ。過去に芸能人などがとんでもない言動やらかして売名だなんだと騒がれるたびに、こんなもんで売名になるかと木で鼻を噛んでいた私だが、まんまと本を買ってしまったので炎上効果を認めざるを得なくなった。


 私が選んだ本はこれだ! 
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セーラー服と黙示録。表紙からしてお嬢様学校を舞台にしたミステリだと想像がつく。
 ざっと説明すると、日本だけどヴァチカン領の県に設立された女探偵養成学校で、成績上位者2名が卒業試験の最中に何者かに十字架にかけられて死ぬという密室殺人が起きた。誰が、動機は、方法は? の三つの観点を3人の探偵が説き明かす。

 作者の発言を詳細に覚えていないけれど、たしか本格ミステリを自負していたのではなかったか。私にはどういうものが本格ミステリなのかわからないが、もしこれが本格ミステリだとしたら、本格の意味がわからなくなった。こんなこと書いたら、じゃあお前やってみろと作者がエゴサーチして突撃してくるだろうか。嫌だな。

 そもそも、ミステリの出来具合以前のように感じられた。続編を意識しているのか、ひたすら世界観の説明説明&説明。その合間に平気で新規タブを開きまくってちなみにちなみにとまた細かい設定の説明。一応ヒロインは十代の女の子で学生であり、彼女の主観をとっているなら、ここまでの情報を学生に語らせるのは不自然と感じる箇所がいくつもある。キャラクターも、薩摩おごじょがどうしたこうしたとか適当で雑な百合とか、いろいろな設定があるようだけれども、まるで全員が台本を読んでいるようで個人を掘り下げるには至っておらず、薄っぺらい。

 向こう側に自分の本を手にとって読んでいる人間がいると想像して書いていないのがよくわかる。一方的に作者が言いたいこと、自分の脳内を詰め込みたいだけ詰め込んで、それでわからなければお前の知能が低いからだと言う。そういう作家だ。

 あと女子高生なのに出てくる趣味が昭和のオッサン丸出しできつい。

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by kumatalow | 2017-12-21 22:37 | 書籍 | Comments(0)

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