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SAKURA千年紀

狼とモンブラン

いつも自作の話ばっかりのナルシストが、今日は珍しくエブリスタの他クリエ様の作品の話します。雪でも降るかもしれませんぞ。

皆さんは人狼ゲームって知ってますかね。私は名前だけ聞いたことがあって、深夜帯に一度剛力彩芽ちゃんが番組でやってるのをチラ見したことがある程度でした。具体的な遊び方も知らなかったし、今だから言うけど興味はなかった。

去年あたりからエブリスタのご縁で人狼ゲームを題材にした小説を読み始めたのですが、これがめちゃくちゃ面白くて。可愛い女子高生たちが昼休みや放課後に集まって人狼ゲームする。ただそれだけ(というと語弊があるけども)のわかりやすい世界観の中で、初心者に対する講習という側面を持った小説です。

これまた間に上手い挿絵と個性豊かなキャラの会話がぽんぽん弾んで面白いんだわ。今日は〇ページまでって決めてても平気で破り続けている。そうかってキャラに全振りして肝心のゲーム内容がなおざりかというと全くそんなことはない。どころか、キャラのガワの下に埋もれた緻密な心理戦設計が徳川の埋蔵金のごとし輝きを放っている。

わかんないっすよ。馬鹿だからそのうち追いつけなくなって落伍している。実戦なんて一生無理だろう。しかし私は自分には到底考えが及ばない発想の元に織りなされる心理戦を見るのが大好きなのだ。ライアーゲームでも同じ感覚を持った。わからないから先が気になって楽しい。外から眺めるだけでも十分。こんなの書ける人がどこかにいるんだなあ。すごいなあ。

少し役職にも詳しくなったいま、いつぞやの剛力ちゃんの番組ちゃんと見ておけば良かったと後悔しているところ。

私が夜なべして読んでる小説がこちら。
『狼とモンブラン』
著:ンバ様

おススメです。
他にもたくさん本棚に入っている。新たに「本棚」というカテゴリを作ってみました。また紹介させてください。なにとぞ。

by kumatalow | 2020-10-06 23:49 | 本棚