ジュラシックワールド/炎の王国
 ジュラシックワールド/炎の王国見てきました。

 前置きしとくと、私は恐竜が大好きです。小学一年の頃の自由研究は恐竜についてを書いたり、図鑑を買って貰って舐めるように眺めたりしてました。いまはかつての知識のほとんどを失いました。
 ジュラシックパークが公開されたときはいくつだったかな? めちゃめちゃワクワクしたし、このシリーズ大好きなんです。


 さて新作だが、マイナス思考なので予告で流れる火山と焼け野原にごった返す恐竜と廃墟と化したパークを見てつまんねえんだろうなって思ってました。

 予想外に面白かったし、怖かった!

 今回は施設があった場所の火山が活性化し、島に取り残されている恐竜を救うか救わないかで世論が揺れ動き、ハモンドと恐竜の共同開発に携わった家の力を借りて、恐竜を保護しよう! →悪いこと考えてる奴がいた。このまま奴らの思うツボなの!? →そんなわけはなかった……。恐竜大暴れ。

 そういうお話です。

 恐竜をどうするか世論が動く時代になっているんだね。
 愛護団体のようなものまで設立され、真剣に恐竜を守ってあげなきゃと考える人たちが大勢いる。ありそうでリアルだった。ただ、そこに前作でパークの指揮権を任されて甚大な被害をもたらした女が混じってて指図してるのは納得がいかなかった。お前はあのような体験を経てなぜ恐竜を守ろうという考えに至ったのか。オーウェンとブルーたちの絆を目の当たりにし、恐竜の偉大さと生命力に打ちのめされ、またパークと共に彼らを育ててきた自負があるとしても、失敗こいたんだから口を閉じろ。あなたにお子さんは? って甥っ子を殺しかけといて図々しいやっちゃ。


 以前とは価値観に差異が見られる近未来的世界観の中で、旧作をなぞったようなシーンが沢山あり、そのほかオリジナルシーンでもかなり怖さを煽ってくる。ひとつひとつの場面は凄く楽しませてくれた。全然目が離せないものだから、無駄にでかいドリンクをほとんど飲まずに過ごしてしまい、シャビシャビのコーヒーを半分以上も残して泣く泣く家に持ち帰った。


 ただ、旧作のようなテーマを求めると肩透かしかな。

 旧作(主に1とする)の、太古の生き物に対するロマンと、彼らの計り知れない力への畏怖。自然界に対するテーマとは異なり、今回はなんというか現代に生きる恐竜に愛の手を……みたいな。

 というのは、恐竜は今に生きてて当たり前の存在になっているから。視聴者の良識や価値観や懐古主義は一旦置いとかなければならない。

 当たり前と言いつつ手なずけに成功してるのはオーウェンだけで、民間人が小型の草食をペットにしてる描写とかもないし、この世界の人達にとって恐竜がどの程度の存在なのかはっきりしない。パンダみたいなもん?

 でも結局襲われて凄い被害出てるし、生かしてあげたい生き物というより、早いとこ駆逐して手を出してはいけない奴らだってこっちは思って見るよね。ケリの付け方、人物の考え方など昔との違いを見せられているのに最終的に見る側は同じ結論に達してしまうわけですよ。


 それに、たとえ共存が限りなく可能な存在になったとしても、人間に生まれた以上は、人間の目線でものを見るべきだと私は思う。今作はその暗黙の則を越えそうだった。人の命よりも恐竜を思って動く主人公たちが過激な活動家にしか見えなかった。最後の砦があのボタンだった。押した人物は自分ならば押す理由があるとでも言いたげだったが、ない。昨今はなんでもかんでも個の性格や主張を重んじる傾向にあるが、いっさいを取り払い、生物学上的観点で見るということもある意味平等への第1歩である。

 制作側が恐竜をキャラクターとして扱ったり自然の生き物として扱ったり都合よくコロコロ変えてる節があるので、余計に中途半端な印象。ラプトルは絶対ギャラ発生してるだろ。

 というわけで、深く追求すると色々納得できないことが多かったし、テーマに浸るほどの余裕もないほど楽しくて忙しい映画なんで、このぼやっとした部分は切り捨てることにした。嫌いになりたくないし。

 エンタメとロマンとリアルとのパワーバランスは本当に難しい。でも随所に工夫が見られて、楽しんで貰えるように作ってあるんです。

 女の子に迫るシルエットがまるで悪魔みたいだったりとか。恐竜が高値で売り飛ばされていく異様な空気に酔わせてくれたりとか、頭脳派なラプトルの駆け引きしてる表情、暗闇の中の爪の音……!

 いつまでその効果薄い電気ビリビリ棒使ってんのとか、この場面でこのBGMあってないよとか、サブタイにまでなっている炎の王国からの速攻帰国とか、ツッコミどころも用意されていて見終わったら確実に楽しかったと言える。

 充分ではなかろうか。

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# by kumatalow | 2018-07-16 17:15 | 映画 | Comments(0)
一周忌&三回忌
 今日は祖父の一周忌&祖母の三回忌だった。ケンカップルというジャンルのオシドリだったので合同でやった。

 という冗談はさておき、早い。

 もう一年経ったかよ。死んだのこないだじゃん!

 という暴言もさておき、晴れて良かった。天気予報は雨よりの曇りと聞いていたのにカラッと気持ちのよい晴天。梅雨をも跳ね返す二人は晴れ男女だったらしい。これがもし私の法事だったらザーザー降りになっている。


 自分の家の法事で来られなかったり、まあなんか色々非常識な性格だから来なかったりで、随分寂しいメンバーでの参りとなった。が、毎回出席してくださる方もいるし、今回ご好意で来てくださった方もいたし、誰かが偲んでくれたらそれでいい。何気なくそこにある行動にこそ目を向けるべきだと感じた。

 皆さんありがとうございました!

 疲れたからまったり飯食って帰る。今日は美味しい~ピザが食べたいぜ。

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# by kumatalow | 2018-06-24 18:34 | 日常 | Comments(0)
委員長も顔負け
 どうも、百貫デブです。

 体重が大変なことになっている。本当に、毎日好きなものばっかり食べられる環境にあると、唐揚げ三昧ポテチ三昧、甘いもの三昧冷たいアイスコーヒー三昧、休日はシャレオツランチと称してクリ~ムたっぷりのパスタに舌鼓を打つ生活を始めてはや数百年。

 週に2回バレーで汗を流しているがはっきり言ってあんなものは無意味だ。無酸素運動だし練習もそこまで過激じゃないし、むしろ脂肪の上から筋肉が抱きついてきて硬そうでブヨブヨな体になっている。矛盾していると思うかもしれないが、この表現でたしかにひとつなのだ。

 最近仕事がまったく契約時間に帰れなくて、以前だったら確保できたかもしれないウォーキングの時間もとれそうにないから、私の大好きな在宅有酸素運動と、筋トレを取り入れていくしかあるまい。

 あとは、何をするか、増やすかではなくて何を減らすかも重要だと思う。とにかく食べる量を減らす。ご飯は食べる。お菓子とか、甘いものとか、食べたいときは朝イチもしくは昼の3時までに食べるのがよかろう。

 守れないと思う。キッチリ決めたことが守れる人間だったら今頃ズボンの上に腹肉乗せて平気な顔で働いてないわ。

 でも最近休みの日にくたびれた体引っさげてさ、ぼーっとテレビ見ながら小説進めようとしても無理。シャキッとしない。猫背で死んだ目をして、ひと文字書いてはコーヒーグビリして、今度は寝そべってソシャゲ。

 好きなことをする前に体を動かすって結構重要なんだと気づいた。いまの私は川の傍に転がっている無駄にでかい岩だ。そこからズグンと座って動かず、毎日毎日同じ景色を見て、いったいなにが閃くと言うのだろう。たまには清流に片足突っ込んでみんかい? って話。

 いろんなことに良いなら、やらないよりやった方がいい。

 今こそ立派に並べたてているが、食べたい時間、夜になると意識が甘えちゃうんだな。で、また朝になってズボンの上に腹肉乗せて、鏡に映った突き出た上腹見てギョッとして反省し、また昼になったら腹が減ったもんだから目で買い食いするの繰り返し……。


 地獄の無限ループ。とくと御覧じろ。

 とりあえず8月の健康診断までには500グラムは落としたいですね(キリッ)
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# by kumatalow | 2018-06-08 01:34 | 日常 | Comments(0)
開発
 自分にとってのベストな安眠法を発見した。
 アプリで快眠系音楽を取り入れたり、高い枕を買ってみたりしたけどどれもピンとこなかった。寝れる日もあれば駄目な日もある。そういう感じ。じゃなくて、もっとコレをやれば必ずスッと眠りに入れるという眠るタイミングをコントロールできる技が欲しかった。

 晴れて見つかりました。いでよ。

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 ほんとは穴に手を入れて、痺れず痛めず肘枕ができるクッションなんだが、これをギュッと木にすがりつくコアラのように抱きしめると私は必ず気持ちよく眠りに入る。

 さらに、電気は消灯ではなく常夜灯。数ヶ月前まで住んでいた私の部屋は、扉がすりガラスで、夜中まで親父が起きてるものだからリビングの光がさして、明るくて眠れなかった。そのためにアイマスク買ったりもしてたんだけど、引っ越して完全に光の入らない部屋に替わったらどうやら真っ暗が性に合わないらしいことがわかった。

 めでたしめでたし。といきたいところだが、ここでひとつ問題が浮上した。

 季節は刻一刻と夏に近づいている。この枕は、モコモコしている……。

 実はちょっと暑い。寝るときはあれほど後生大事に抱きしめたのに、翌朝用済みとばかりに床に打ち捨てられている姿を見ると申し訳なくなる。

 ちなみにやや低反発で、モコモコしてない足乗せ用枕も持っている。が、できれば使いたくない。その、私にはどうしても……これが、う●こに見えるのである。

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 家に届いたこいつを一目見て失敗したなと思ったのは記憶に新しい。


 なので夏用の新しい抱き枕を買おうかと検討中だ。抱き枕だからなんでもいいってわけではなくて、モコ助だから寝られるのかもしれないし、そうなると似た形状の方がいいだろうし、ネットで探して気に入ってしまったのはシロクマの抱き枕で全然形違うしで、かなり迷っている。

 せっかく見つけた安眠法を逃したくない。抱き枕選びは、絶対に失敗が許されないミッションなのだ。

 と、現段階では血眼で鼻息を荒くしているが、なんだかんだこいつで乗り切ってしまうんじゃないかと考えている自分もいる。 


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# by kumatalow | 2018-06-06 17:48 | 日常 | Comments(0)
朝から充電してて、いま44%
 1月に新調したばかりのスマホがさっそく接続不良で充電困難な状況になりました。

 いままでのことを振り返ると、何度も落として壊したり充電不可能になったり、結構携帯運が良くないかもしれない。とか、さらっと運のせいにすることもできるが単純に使い方が悪い。まずめくらめっぽう充電する癖がある。常に70%以上ないと落ち着かない。寝るときも必ずする。

 加えて、依存症である。ツイッター見ながらスマホ探してることがよくある。財布とスマホ落としてどっちが困るか聞かれたら迷いなくスマホと答える。そこまで一心同体のくせして使い方が悪いとくりゃ、スマホも壊れるしかないだろう。点滴を繋いだ状態でウサギ跳びをさせられているヤツの姿が目に浮かぶ。

 さらに異変に気付いてもギリギリまでショップに行こうとしない、僕の悪い癖。持って行くと修理しますと言われて代替機を渡されることになるだろうと踏んでいるが、私はこの代替機が死ぬほど嫌いである。自分のものじゃない! これは私が使うものではない! 早くあいつを返してくれ! というスマホも真っ青(実際に青いの♪)の執着心と依存心と独占欲を発揮する。もしかして修理するときに中身見られちゃうんじゃないの? というトーシロならではの妄想に取り憑かれたりもする。

 もはや連絡手段ではなく携帯用プライバシーなのだ。外へ持ち出せる自分の嗜好、一部であるから、かえって扱いが雑になってしまうのかもしれない。自分を後生大事に守る人はあまりいないからな。

 というわけで、これから姉に車を出していただき、ドコモショップへ行ってきます [___]-=三c⌒っ.ω.)っ

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# by kumatalow | 2018-05-29 16:34 | 日常 | Comments(0)
映画「いぬやしき」※ネタバレボロクソ注意
 いぬやしきが公開されました。原作も全部揃えたし、アニメも見たし、映画は言うなればメディアミックスの締めです。奥浩哉の漫画は人物の造形がリアルだし、ネタは現実世界に住む人間の異変系だから三次元映えすると思ってた。

 いぬやしきも、現実の中の非現実系。
平凡で取り柄のないサラリーマン犬屋敷が何者かの侵略により身体を改造され、力を使って自身の生きる原動力を見出していく。それに対し、同じく改造された男子高校生獅子神は極めて破壊的な行動で生きる原動力を見出そうとする、色んな面で相反したバトルを描いている。見所は超人的な能力を手に入れたSFバトルなんだけれども、きっかけや行動指針はどこにでもいる普通の人間の心理や渇望なんだ、というところ。両者はけして相容れることもなく、心を許しあえる関係になるにしては年齢も考え方も違う。その二人が同じ結末に違う景色を見ながら進んでいくところに感動した。





 映画は、SFとして成功し、ヒューマンドラマで失敗した。映画の失敗は配役から始まる。木梨憲武は年齢的にはちょうどいいが、家族にないがしろにされ、満員電車に揉まれる無個性サラリーマンには見えない。どこからどう見ても木梨である。あ、あれ木梨じゃない? と指をさされそうな芸能人のオーラを出す、色黒で目力のある木梨だった。原作のチワワみたいな犬屋敷が見たかったし、しかも本職俳優じゃない人にさせるべきではなかった。みなおかで下っ端芸人にイジメまがいのことをしてニヤついている木梨は、どう見ても搾取する側の人間である。普段の顔を消せるほどの技術が彼にはなかった。私はアニメ版で声優を担当した小日向氏を推したい。あの「僕は、犬屋敷一郎だ」の台詞の言い方は秀逸だった。


 犬屋敷よりも中途半端なことをされたなと感じたのは、佐藤健演じた獅子神皓である。
 獅子神は良くも悪くも現代の若者なのだ。若者にしか出せない危うさと狂気と打たれ弱さ、そして透明感を出していかなければならない。

 なぜアラサーがやるのか。駄目だアラサーは。見た目が若いとか演技力でカバーとか、小手先でなんとかなるものではない。教室の場面でも端の生徒から順番にカメラ移動して、最後獅子神で落ち着いたところで、大人が混じってるなと感じた。普段は気にならない佐藤氏でも、獅子神だと思って見ようとすると肌の黒さや目尻のたるみや中年の声が気になって演技以前の話になってくる。

 母さんを慕って泣くアラサー。大学には行かないよとにっこり笑うアラサー。悪役やヒーローにこだわるアラサー。ネットに牙を剥くアラサー。バンッと言うアラサー。
 彼はもはや国民にとってお馴染みの俳優であり、実績も沢山積んだかもしれない。けれど獅子神をやるにあたってそれらがことごとく足を引っ張っていた。

 あとなんで二人とも色黒で鍛えてんの? 改造されるまでは格闘とは無縁の人たちなんだから色白のケソケソで丁度いいのに、いい身体って言って欲しそうに作り上げてくるのやめなさいよ。

 配役の失敗を踏まえ、さらに周囲の登場人物との絡みもテンポが悪かった。原作の犬屋敷は能力を手に入れ、人々を救うことに活力を見出し、わずかではあるが家族からのアタリをスルーできるようになっていく。家族の感謝や尊敬を必要としなくなったので、ちょっと関心が薄れるのである。身内という狭い世界から視野を広げる父親の変化を微妙に感じ取り、初めて父に興味を持つ娘の心の動きとか、あんまりなかった。最後まで悪態ついて助けてもらってお父さんアリガトウしてた。それも二回やり直しててかったるかった。弟はいじめっ子にやり返す描写をカットされ、たぶんまだカツアゲされてる。犬屋敷の関心も家族に向きっぱなしで、終盤の娘のピンチにしか動き出さない様子は、自分の心を寄せた相手以外をゴミのように扱う獅子神と大して変わりがなかった。お前のせいで死んだなみたいなシーンいっぱいあった。


 獅子神周辺は、ぶっちゃけしおんはいらなかったのではないか。彼女は獅子神の中の最後の良心的なポジションになる。彼女の優しさが獅子神の中ではずっと残ってて、皆殺しなどとぶっておいて救いたいという矛盾を抱えるのにすげー良かった。スクリーンの中の彼女は台所で被弾してそれっきりとなり、後日獅子神が思い出すこともない。犠牲者のひとりであって、別に意味はなかったよね。
 最後のシーンわざわざ入れるほど親友との絆をメインにしてるなら安堂だけで良かった。


 映画という尺の都合上、隕石接近はカットされ、二人のバトルに決着を絞ったのはある意味まずかった。やるなら完全にどっちか壊れた方が良かった。原作のラスト。ヒーロー願望強い獅子神は隕石を食い止めることで最終的に願いを果たし、たとえ生き残ってももう大量虐殺なんてしないだろうな、と感じ取ることができる。ところが、隕石もきてないし、ヒーローの座をジジイに奪われてしかも負けて部品だけとっちらけてまだ生きてる! 絶対また復讐に来るじゃん! と思われても仕方のないオチはどうなのだろう。一仕事終えた顔してたけどお前は単純に負けただけでなんにも終わっちゃいないからな。

 言い出せばキリがないのでこの辺でやめとくけど、好きだったところ全部中途半端でがっかりしました。

 はな子と獅子神の父キャスティングは神がかってた。漫画から飛び出してきたみたいだった。


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# by kumatalow | 2018-04-22 16:24 | 映画 | Comments(0)
MIENEXTAGE 2018
 きましたよ! 春になると開催される三重県劇団まつりMIENEXTAGEのターンが!
 先に言います。毎回芝居見てはそのたびに刺激を受けて「みんなの力が結集して」とか「全員で創り上げた」とか最後の締めに良いこと言おうとして毎回同じになってるのでやめます。
 私が見たのはグループBとC。実に中途半端! なら全部見ろよって話ですよね、私もそう思う。見た順番はC→Bなんだけどなんだか気持ち悪いので(自分が)Bから。

【グループB】
★kuwanisi劇場【サドンイス】
→こちら、桑西高校演劇部を卒業したばかりの初々しい女優さん三人によるお芝居でした。物語のネタもなんとも学生らしい、等身大で無理してなくて、ドッカンドッカン派手なことをやるわけではないのに随所で笑わせてくれるのは何!?何技だよ!馴れ合いを卒業し、推薦をめぐる椅子取りゲームって発想がいいね。女子の腹の探り合いも中々にリアルでした。でも腹黒すぎないのが良かった。サドンイスって上手いじゃないか!

★コシバイマニア【セイント椅子】
→初々しいの後は老練の……と言ったら失礼だろうか。対極に位置するなと思った。とにかく今までの芝居の経験値とネタの調理法が半端ねえ。Aを見てないから断言はできないけど、他グループと比べても一番大騒ぎしたんだろうなってwwwwww大人にしか通じないパロもダジャレも平気でぶっ込んでくるし、ヨガマット一枚で何でもやるし。けど大騒ぎしたからって支離滅裂になってくっちゃくちゃになって終わりじゃないのね。ちゃんと平和に解決するのです。とびきり大暴れする癖に、とびきりの平和と日常を描いた内容だったからかな。冒頭のお小遣いをおねだりして断られたときの甲高い「クソッ」が大好き。

★前向きジョージ【生徒諸君!】
→既にベテラン教師であるジョージが、今までの教師生活の中で印象的だった生徒を元にした、ジョージのジョージによるジョージと芝居好きのための備忘録である。ヨーコとミキ。説明し難い二人の少女の関係、二人の人生、二人の結末が朗読形式で淡々と紡がれる。最後ゾクッとしちゃった。母はしきりに何故見なければ良かったなのか、詳しく内容が知りたいと騒いでいた。ちなみにうちの家族の間では意見が二分し、ジョージが見てきた出来事ということすら既に芝居の設定であるという意見と、いや実体験を元に作ったんだという意見と。色々考察が楽しめる内容だった。てか今更ですがジョージジョージって呼び捨てにしてごめんなさい。


【グループC】
★劇団Cr→【月刊少女ボーイズ】
→簡単に言うと男が三人がかりで少女漫画家として売れるために模索する話である。三人だからペンネームもパフューム入ってるし、曲もピコピコ可愛いのいっぱい使うよ。はっきり言う。男子のわちゃわちゃを嫌がる女はいない!私は楽しかった。いやそれだけじゃなくて四人の俳優さんみんな地に足がついたいい芝居をするんです。表情も豊かで、元気いっぱいですっごく見やすかった。発想も少女漫画家って面白いし、一見無縁そうな椅子をちゃんと中心に持ってくる話作りの上手さにも脱帽。

★なり☆プロ【奈落の部屋】
→前向きジョージとはまた趣向の違うひとり芝居。凄い!一日にひとり芝居2回見ちゃった。ある裕福なお嬢様が、お見合いをして、結婚をして、夫を愛して、そうやって生活して、やがて裏切られて徐々に壊れていく過程をひとりで演じきっておられました。当然ひとりなので夫は出てこない。どうすんの?椅子なんですよ。椅子をぽんと置いて、彼女が椅子を撫でたり抱きしめたりするたびに、存在感が増す。椅子そのものを夫と捉えることもできるし、いつも座ってた椅子だったのかなと想像することもできる。合間の青い光が月光を浴びてるようでほんと怖さ半分悲哀半分の、でもたぎった感情が赤く熱くほとばしる素晴らしいお芝居でした!

★劇団はねたまご。【お祝いできますか?】
→実は偶然、例のあの曲の英語は直訳すると意味が滅茶苦茶だという記事を読んだばかりだった。ピアノ演奏の穴を埋める音大生のアルバイトと、長くプランナーの仕事を勤める女性との掛け合いが見所の二人芝居。芝居の半分以上は二人のしょうもなーーーーいちいさーーーーーーーい突っつきあいみたいな(でも笑える)やり取りで進行する。その中で自然に事情が明るみになって、明るみになってもしぶとく観客を笑わせながら、笑わせつつもきっちり進行する。演劇プランナーが組んだでしょと言いたくなるほど頭からケツまでがスムーズだった。椅子に座る彼女の背中が最初と最後で違って見えて良かったお。カフジさん私の中ではすっかりお馴染みの女優さんのひとりなのでまた見たいであります。そして姉さんは相変わらず滑舌良くって、変人なのに妙に病みつきになるキャラクターがお上手ですな(・∀・)


 ジョージさんのときでっかいクシャミしてたのは裏方さんかな? この時期は辛いですよね。出てない方も、そしてグループAの方もみんなみんなお疲れ様でした。

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# by kumatalow | 2018-03-25 23:11 | 日常 | Comments(0)
【加藤シゲアキ】チュベローズで待ってる
 こんなに読み始めと終わりで印象が変わる話も珍しい。

 加藤シゲアキ著「チュベローズで待ってる」

 前編の【AGE22】では、亡き父の代わりに病弱な母と小さい妹を支える青年光太が、就職活動に失敗するところから始まる。ゲームが大好きな妹を思って受けたゲーム会社DDL。手応えはあった筈なのに落とされてしまった。1年間留年をすることになり、失望にくれる光太の前に雫という男が声をかけてきた。

「ホスト、やるやんな?」

 雫のスカウトで"光也"としてホストになった光太の元に、最終面接で自分を落とした女、斎藤美津子が現れ、罪滅ぼしをしたいと言う。美津子の力を借りて再びDDLへの入社を目指すうちに、二人の関係も変化していく……。

 前編は言うなれば後編のための土台作りだった。ただし、前編だけを読んでいるうちは気づかない。前編は前編で、雫のこと、ホストクラブチュベローズのこと、同期の失踪、そして美津子のこと。派手さこそないものの落ち着いて読めるミステリーとして確立されていて、作者の焦りは感じられない。

 ときは流れて10年後の【AGE32】。光太はヒットメーカーとして社内でも一目置かれる存在にまでのし上がっていた。近未来ということもあってテクノロジーの変化が著しく、3D会議が開かれたり、USBを繋ぐ穴がパソコンになかったり、我々が慣れ親しんだ環境も残しつつ、やや非現実的なファンタジーっぽさも加わっている。

 で、さっきも言ったけど後編を読んでしまうと前編なんてぶっちゃけ一瞬の思い出だったなと痛感する。笑っちゃうくらい後編ではいろんなことが起きる。
 もちろんちゃんとAGE22から引き継いだ伏線を回収し、人物を組み直し、2冊合わせて一作の長編ミステリーとして仕上がっている。いるけど、だいぶぶっ飛んだなあ、という印象。

 そしてここが一番凄いと思ったのだが、前編と後編ではタイトルに絡む人物も視点も意味合いもガラッと変わってしまう。
 前編では最初に雫が、最後に光太が「ホスト、やるんだろ?」と声をかける対になるシーンがある。声をかける側はどちらもチュベローズに在籍している状態で、相手に待ってるよと再起を促している。
 後編は、美津子から光太に対するラブレターだ。描かれることのなかった隙間のシーンをタイトルひとつで描写してみせた。

 素晴らしい!

 やや気になったのは、
■筆が乗ってくると「~た。~だ。~だった」の連続で多少読みにくい。

■結構敵がちょろくてあっさり自分から引き下がってくれる場面が多い。

■流れが映像的(特に前編)で、場面の切り替えのタイミングや一場面の情報量が2時間ドラマそのもので物足りなかった。光也ののし上がる過程や亜夢との交流、雫の人柄はもう少しじっくり描いても良かったのでは。(でも2時間ドラマでやるのいいかも!)

■女の名前がほぼ全員マ行。プレゼントのイニシャル合わせで美津子と恵は理解したけど芽々とミサキは? なにかしらのミスリードを狙ったのかもしれないが、女性キャラの描き方からしてすぐに交錯しないのがわかるので、何で被らせたのかよくわからない。たまたま?

 というごく主観的なひっかかりを除けば、素晴らしい大作だと思う。ちらっと書評を見たらやはり高く評価されていた。なにより、小さい頃からアイドルとして特別な空間で生きてきた作者が、等身大の青年の挫折、決められた選択肢の中でもがかされる苦悩を気取らずに描けるのは、彼の人間を見る目がずば抜けているんだと実感した。

 華やかな世界の裏側の地味な部分に興味を向けて、懸命に追求しているところも面白い。
 あと単純に、この人は賢いなあと思った。読んで良かった。


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# by kumatalow | 2018-01-18 00:36 | 書籍 | Comments(0)
弱ムシペダル(ママチャリ編)
 加藤シゲアキ氏の小説「チュベローズで待ってる/AGE22」が面白かったから、これは後編のAGE32も読まねばならぬと自転車をかっ飛ばしてきた。レビューは後編を読み終わってからにしたいと思うが(覚えてたら)、いま言いたいのはそこではなくて自転車をかっ飛ばしてきたということだ。

 風も穏やかで、三日前に空気を入れたから快調に進む筈だった。ところが、

 いっこうに……進まねえッ←スラムダンクリョーちゃん「届かねえッ」風。リョータ一番好き。

 ほんっとに全然進まないの。平坦な道路が坂道みたいにひと漕ぎひと漕ぎ辛くて、息が上がるばかりで走った方が速いくらい。うしろから走ってくる自転車が迷惑そうに私を追い越してゆく。
 なんか変だ、と思ってコンビニで停止してタイヤを押してみた。

 タイヤはスカスカ……私の太ももはパンパン……。

 何で? 三日前に家の庭で腕が怠くなるまで押し込んでいた私はどこへ行ったと言うの? 
 実は過去何度かブログで自転車の不調について訴えている私である。去年の5月くらいにメンテナンスして貰って、定期的にやろうって決意してる記事がある筈。まあやってなかったんだけど、とりあえず今回も例の自転車屋さんにお世話になりました。

 パンクではなくて、ムシの部分のネジが緩んでて抜けていたそうです。笑うわ。三日前の時間全部無駄じゃないか。ひと仕事終えた顔して、空気入れ持って家に入る頃にはブシュブシュ言いながら奴ら脱走してたわけでしょ?
 いろいろ虚しい感情はあったけど、無事に治して貰ったから、帰りは倍の速さで帰ってきました。速すぎて事故するかと思った。


 戦利品。
☆チュベローズで待ってる/AGE32 加藤シゲアキ
☆AX 伊坂幸太郎
☆出版禁止 長江俊和
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 姉からITも借りたいので、これらは数ヶ月かけてちんたらちんたら読んでいくことにします。もともと読むのが遅いから来年に「読み終わったー!」とか言ってるかもしれんな。
 ファミマのトルティーヤ食べて爆漕ぎの疲れを癒やす。

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# by kumatalow | 2018-01-15 13:49 | 日常 | Comments(0)
雪男
 店のカゴの中に入ってて、捨てるつもりでポケットに入れたまま持ち帰ってしまった。

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 雪男。誰だか知らないがこなれたサインにじわじわ笑いがこみ上げてくる。好きな人には最高のサービスショットなんだろうな。

 あたかもお湯出てる風に(出てない)向こう側の目瞑ってるのもじわじわくる。

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# by kumatalow | 2018-01-09 20:48 | 日常 | Comments(0)
  

さらしちゃいな日記。
by サトミッチ
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